寒い冬はゲストにわざわざ足を運んでもらうのが申し訳ない、と、結婚式を避けるケースが多いよう。でも、さまざまな都合で1月に結婚式を行うこともあるでしょう。この記事では、1月に結婚式を挙げる際に気を付けたいことや、お勧めの装飾や演出などについてご紹介します。

 

<ゲストへは早めに打診を>

1月は年明けということもあり、スケジュールが詰まっている人が多い傾向にあります。ですから、1月に結婚式を計画しているのなら、早めに日取りを決めてゲストにも伝え、スケジュールを調整してもらうといいでしょう。

年末年始で何かと物入りになりますから、早めに伝えておいてもらうとゲストにとっては家計のやりくりもしやすくなります。なお、ご祝儀の負担をなくすために、会費制にするのも一つのアイデアでしょう。

 

<寒さ対策はしっかりと>

1月から2月にかけては1年で最も寒くなる時期。結婚式でも寒さ対策は欠かせません。最寄り駅から会場まではできるだけ近い方がお勧め。もし10分以上離れているようなら、マイクロバスやハイヤーを手配したり、タクシーで来てもらうようにゲストに事前に伝えておいたりするなど、寒い中を歩かなくても済むように心を配りましょう。さらに、ウエルカムドリンクには温かい飲物を用意して。ホットワインやホットカクテルなどがあると、パーティームードが一気に高まります。

また、豪雪地帯はもちろん、首都圏などでも雪によって交通に支障が出る場合もあります。交通に支障が出そうな場合はどうするのか、会場とも相談して事前にシミュレーションをしておくのがおすすめです。

会場でも寒さ対策は必要。窓がある開放的な会場の場合、隅の方は寒い場合もあります。ブランケットなどを用意して、希望者には貸し出すようにするといいでしょう。また、屋外での演出はなるべく避けたいものですが、屋外でのフラワーシャワーなどを予定している場合は、コートを着て外に出てもらうようにしたり、使い捨てカイロなどを配るなど、心遣いをお忘れなく。

なお、女性ゲストは会場までブーツで来て、パンプスに履き替えるケースも。会場と相談して、靴の履き替えがスムーズにできるようなスペースと靴の保管場所をしっかり確保しましょう。

 

<1月にお勧めの装飾&演出>

せっかく1月に結婚式を行うのですから、装飾や演出に季節らしさを取り入れたいもの。定番はやはり雪でしょうか。雪の結晶のモチーフをペーパーアイテムにあしらったり、コットンボールやスモークツリーなど、雪をイメージさせるふわふわとした植物を装花にあしらってみてはいかが?温かみを出すために、キャンドルなどを多用するのもおすすめです。

セレモニー後のシャワー演出は、真っ白な羽を飛ばすフェザーシャワーが素敵。羽根がふわふわと宙に舞う様は雪のようで、冬を感じさせる演出といえます。また、コンフェッティシャワーの紙吹雪を白やシルバーなどで統一するのも冬らしいでしょう。

ウエディングケーキはあえて白で統一。あるいは、チョコレートケーキにバニラやココナッツなどで作ったホワイトソースを掛けるドリップケーキも面白いでしょう。

フランスで新年に食べられるガレット・デ・ロワにちなんだ演出にするアイデアも。ガレット・デ・ロワはケーキの中にフェーブ(小さな飾り)を仕込んでおき、切り分けたケーキにフェーヴが入っていたら、王様になれるというもの。結婚式では、取り分けたウエディングケーキの中に当たりをいくつか入れておき、当たった人に何かプレゼントを贈るというのがおすすめです。

また、1月の下旬の結婚式であれば、バレンタインをテーマにするのもいいでしょう。ハートのアイテムで会場をいっぱいにしたり、チョコレートのスイーツでおもてなしするなど、バリエーションは広がりそうです。

 

寒い1月の結婚式はしっかりとおもてなしをすれば、ゲストにとっては印象に残るものになるはず。ふたりのアイデアで、ぜひ素敵な結婚式にしてください。

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更新日時:2020.12.24