婚約指輪(エンゲージリング)の主役は、やっぱりダイヤモンド。そのダイヤモンドを大きく見せるために、様々な工夫を凝らしたデザインが存在します。今回は、ダイヤモンドをより大きく見せてくれるリング選びのコツ4つをご紹介します。

■コツその1:視覚効果を利用

皆さんは、実際は近くにあるのに、遠くにあるように見える騙し絵を見たことはありませんか?このような大きさや、距離、長さを錯覚してしまうことを視覚効果と言います。このような効果を使ったデザインのリングは、ダイヤの大きさがさほど変わらないのに大きく見える効果があります。

・ベゼルセッティング

ダイヤモンドを爪ではなく、地金で丸く囲んだセッティングを「ベゼルセッティング」と言います。このリングの特徴は、輝くプラチナで囲まれたセンターダイヤが、縁取り効果でより大きく見えるのが特徴です。その他にも、爪がなく、ツルッとしているのでセーターなどに引っかかりにくいという特徴から安心して日常生活で身につけることができます。エンゲージリングを日常生活でも楽しみたい花嫁におすすめです。

・アームの色を変える

エンゲージといえば、アームはプラチナが主流。ですが、これをイエローゴールドやピンクゴールドなど、白く輝くダイヤモンドとコントラストが出る色にチェンジするだけで、ダイヤモンドが際立ちます。個性的な印象なので、他の人とは違うリングが好きな方におすすめの方法です。

■コツその2:光を味方につける!

ダイヤモンドを輝かせると、見た目にも迫力が出ます。そのため、より大きく見える効果も。

・爪ありのセッティングを選ぶ

ダイヤモンドを高く掲げたような立爪のセッティングを選ぶと◎。ダイヤが光をたっぷりと取り込み、まばゆいほど大きく輝きます。

・表面積の広いシェイプにする

ダイヤモンドのカラットとは、重さを表す単位。カラット数が同じでも、表面積の広いカットのダイヤを選ぶと、大きく見えます。具体的には、洋梨のようなカタチの「ペアーシェイプ」や、楕円形の「オーバルシェイプ」など、縦に長いカタチがオススメです。見た目にもモードな雰囲気が出て、キリッとかっこいい女性に似合います。

■コツその3:見える部分にダイヤを集めて

一粒ダイヤが輝くソリティアタイプではなく、エタニティにしようと考えている花嫁は注目。メレダイヤでぐるりと囲むフルではなく、リングの上部だけメレダイヤが輝くハーフにすることで、ダイヤのカラット数をアップできます。さらに、ハーフエタニティは下の部分が、地金だけで作られているので頑丈。仕事中も着けたいと考えている花嫁にぴったりのリングです。

・コツその4:少しだけ予算をアップする

ダイヤを大きく見せるリングのためなら「ほんの少しだけなら予算アップできる!」という花嫁におすすめなのが、一粒ダイヤ+αのリング。ダイヤの輝きの連鎖が、手元を豪華に彩ります。

・メレつき

センターダイヤの両隣に小さなメレダイヤを2~3石配置したリング。光の相乗効果でよりダイヤモンドの大きさが際立ちます。ダイヤのグレードをあげるのが難しい場合、お手頃な価格でダイヤモンドを大きく見せることのできるテクニックです。

・取り巻きタイプ

センターダイヤモンドの周りをメレダイヤで囲む取り巻きデザイン。輝きでセンターダイヤを大きく見せるだけでなく、ぐるりと縁取りを付けることでダイヤモンドが強調されて存在感もバッチリ。スリーストーンに比べてお値段は張りますが、指先で個性を発揮してくれます。

更新日時:2020.12.08