婚約指輪には欠かせないダイヤモンド。実はさまざまなカットがあり、カットの違いで雰囲気も全く異なることを知っていましたか? この記事では、ダイヤモンドに用いられるカットについてご紹介します。

 

<ダイヤモンドの輝きを最も引き出すラウンド・ブリリアント・カット>

婚約指輪に飾られるダイヤモンド。その美しい輝きに魅了されますが、実はダイヤモンドは原石の状態だとあまり輝かず、ガラス玉と大差ありません。ダイヤモンドを輝かせるためには、カットして研磨することが必要なのです。

 

宝石のカットはファセット・カットとカボション・カットがありますが、ダイヤモンドには表面に小さな面をたくさん付けるファセット・カットが用いられます。ファセット・カットにはブリリアント・カットとステップ・カット、ミックス・カットの3種類があり、主流はブリリアント・カットです。

 

ブリリアント・カットの中でも最も多く用いられるのが、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すとされるラウンド・ブリリアント・カットです。ラウンド・ブリリアント・カットでは取り込んだ光を内部で全て反射させ、外に出すことで輝きを生み出しています。

 

<4Cで評価されるカットって?>

ダイヤモンドの価値を判断する一つの基準に4Cがあります。4Cとはカラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度・透過度)、カットのこと。このうちのカットはラウンド・ブリリアント・カットの形が、理想的なものかどうかを評価するものです。

 

先述した通り、ラウンド・ブリリアント・カットは取り込んだ光を内部で反射することで美しい輝きを生み出しているのですが、カットの形が少しでも崩れると内部で光がきちんと反射されず、最高度の輝きを発揮できません。なので、ダイヤモンドの輝きにはカットが最も大切だとも言われます。

 

4Cのカットでは、ラウンド・ブリリアント・カットの形がどれだけ理想に近いものかを判断し、エクセレント、ベリーグッド、グッド、フェアー、プアーの5段階の評価を付けています。

 

なお、エクセレントの中でさらに一握りしかないのがアイディアルメイクです。アイディアルメイクは、カッティングの魔術師といわれたラザール・キャプランが生み出したもの。数学者のトルコフスキーが数学的理論で導き出した理想的なカットを、ラザールがその正確な技術で実現したのです。ラザール ダイヤモンドのダイヤモンドは全てこのアイディアルメイクでカットされています。

 

<ラウンド以外にもあるブリリアント・カット>

ラウンド・ブリリアント・カットはその名の通り、上面が円形になっています。ブリリアント・カットにはラウンドの他、洋梨のような形をしたペア・シェイプ、ハート型のハート・シェイプ、楕円形のオーバル・シェイプ、舟形のマーキーズ・シェイプなどがあります。

 

キュートな雰囲気があり、愛の象徴とも言えるハートシェイプ・ブリリアントカットは、ラウンド・ブリリアント・カットに並び、婚約指輪にあしらうダイヤモンドとして人気があります。

 

<クールでクラシカルな趣のステップ・カット>

ラウンド・ブリリアント・カットのダイヤモンドが定番の婚約指輪ですが、最近では別のカットを施した指輪も見かけるようになりました。なかでも人気があるのが、ステップ・カットと呼ばれる四角い形のダイヤモンドです。

 

ステップ・カットの代表とも言えるのがエメラルド・カット。その名の通り、エメラルドを最も美しく見せるカットとして考案されたもの。四角形の角が削り取られて、八角形になっています。透明度が高く、クールでクラシカルな印象をたたえているのが魅力といえるでしょう。また、バゲットカットは脇石としてよく使用され、指輪に個性的な趣を添えてくれます。

 

<いいとこどりのミックス・カット>

ブリリアント・カットとステップ・カットを組み合わせたものがミックス・カットです。基本的には、上部がブリリアント・カット、下部がステップ・カットになっています。

 

人気があるのはプリンセス・カット。ステップ・カットのような四角い形をしていますが、ファセット(面)が非常に多く、輝きが強いのが特徴。その名称から、婚約指輪に飾るダイヤモンドとして選ぶ人も少なくありません。

 

さまざまなカットがあるダイヤモンド。カットの違いにより、同じソリティアリングでも、全く印象が異なる指輪になるのも面白いところ。ふたりの愛の証しとなる婚約指輪ですから、ダイヤモンドのカットにも注目して、お気に入りを選んでださい。