結婚指輪や婚約指輪といえば、白銀に輝くプラチナの指輪を思い浮かべる方は多いでしょう。事実、8割以上のカップルが結婚指輪や婚約指輪の素材として、プラチナを選んでいるそうです。
ここでは、プラチナの特徴や結婚指輪・婚約指輪に選ばれる理由、お手入れ方法などについてご紹介しましょう。

 

 

<プラチナの特徴とは?>

プラチナは、結婚指輪や婚約指輪といったブライダルリングの定番の素材です。なぜ、こんなにもプラチナは婚約指輪や結婚指輪に使われているのでしょうか。プラチナの特徴について見ていきましょう。

 

変色や変質が起こりにくい

金属は熱や酸、アルカリなどにふれると変色することが多いですが、化学的に安定しているプラチナは、変色や変質が起こりにくい性質を持っています。
そのため、いつまでも白銀の輝きが損なわれません。たまに、プラチナが変色したという話もありますが、それはプラチナに混ぜられた金属に変色や変質が起こったためと考えられるでしょう。

 

金属アレルギーが起こりにくい

プラチナは、金属アレルギーが起こりにくい素材です。金属アレルギーは、金属と汗などが反応してイオン化することで起こりますが、プラチナはイオン化しにくく、そのためアレルギー反応が起こりにくいのです。
しかし、プラチナが金属アレルギーを起こす可能性はゼロではありませんし、プラチナの配合素材として使われるパラジウムやイリジウムがアレルギー反応を引き起こすこともあります。

 

繊細なデザインがしやすい

プラチナは、金属としては柔らかく伸縮性があり、加工がしやすいという特徴があります。そのため、繊細なデザインに対応でき、結婚指輪や婚約指輪によく使われています。
プラチナは1/1000単位で純度を表し、Pt〇〇〇というように表記されます。日本でジュエリーに使われるのは、おもにPt900かPt950のプラチナ。Pt900はプラチナの純度が90%、Pt950は95%であるということを表しています。プラチナは、純度が高すぎると柔らかさのあまり加工がしにくく、指輪に加工したときに変形したり傷がついたりしやすくなります。pt1000という純度100%のプラチナもありますが、ジュエリーの場合はあえてほかの素材が混ぜられているのです。

 

素材価値が高い

プラチナは、年間の供給量がゴールドの約19分の1と少なく、有史以来の総生産量も7,000万tと、ゴールドの約26分の1しかありません。
主要生産国は南アフリカ、ロシア、カナダの3ヵ国だけで、約3gのプラチナ製品を作るために、約1tもの原鉱石が必要となるなど、たいへん貴重な金属です。

 

<結婚指輪や婚約指輪にプラチナが使われる理由>

婚約指輪や結婚指輪の素材にプラチナが人気なのは日本独自のことで、欧米や日本以外のアジアではゴールドのほうが人気のようです。
ここでは、日本で婚約指輪や結婚指輪にプラチナが使われる理由について、詳しく見ていきましょう。

 

純白の花嫁をイメージさせる

純白のウエディングドレスや白無垢は花嫁の象徴であり、白い金属であるプラチナとイメージが重なります。純粋無垢な花嫁にふさわしい金属として、婚約指輪や結婚指輪にプラチナが好まれるようになったのではないでしょうか。
また、Pt850以上でないと、プラチナとは認めないという高い基準があり、ほかの金属と比べて純度が高いという特徴があります。そのピュアなイメージが、結婚指輪や婚約指輪に使われる理由のひとつでしょう。

 

ダイヤモンドとの相性の良さ

プラチナの白い輝きは派手すぎず、無色透明なダイヤモンドとお互いを引き立て合い、より美しく見えるという相乗効果があります。華やかなダイヤモンドも、プラチナと合わせることで目立ちすぎず、上品に輝いてくれます。
また、プラチナの柔らかくしなやかな性質は、指輪のような小さな物にも繊細な装飾を可能にし、ダイヤモンドをより美しく見せられるでしょう。ダイヤモンドとの相性の良さも、プラチナが結婚指輪や婚約指輪に使われる理由となっています。

 

耐久性が高い

耐久性に優れている点からも、プラチナは結婚指輪や婚約指輪の素材として人気です。変色・変質しにくく、金属アレルギーを起こしにくいという特徴は、日常的に着ける結婚指輪や婚約指輪にぴったりでしょう。
柔らかい金属なので、細かい傷がつくことはありますが、磨き直しで輝きを取り戻せますし、サイズが変わったときの調整もしやすくなっています。

 

<プラチナの指輪を着けるときの注意点>

プラチナは、熱や洗剤などで変色・変質することがないので、指輪を着けたままお風呂に入ったり手洗いをしたりしても問題ありません。
基本的に日常生活は着けたままで問題ありませんが、化粧品に含まれる脂分は、プラチナの輝きを曇らせる原因となるので注意してください。しかし、プラチナに配合されている金属が、特定の成分に反応する場合がありますので、温泉に入る際は外しておくことをおすすめします。また、着けたまま運動したり重い物を持ったりするのは、変形してしまう可能性があるので避けましょう。

 

<プラチナの指輪のお手入れ方法は?>

プラチナの輝きを保ち、美しいまま着け続けるためには、日常のお手入れが大切です。外すときは必ずさっと拭く習慣をつけるといいでしょう。磨くときには、指輪の裏側から磨くときれいに仕上がります。拭く際は、メガネ拭きやアクセサリー用の柔らかい布を使用しましょう。

しかし、結婚指輪や婚約指輪は、着けているうちにどうしてもプラチナが曇ってくることがあります。購入したお店でクリーニングしてくれることもありますが、まずは自分でお手入れをしてみてはいかがでしょうか。以下の手順で水洗いしてください。

 

<プラチナの指輪のお手入れ方法>
1. ぬるま湯を入れたボウルを用意する
2. 台所用の中性洗剤を少し溶かす
3. プラチナリングを浸す
4. 汚れが目立つときは柔らかめの歯ブラシ、綿棒で掃除する
5. 水でよくすすぐ
6. 水分を布で拭き取る
7. しっかり乾かす

 

<プラチナの指輪は永遠の愛の証>

プラチナの白銀の輝きや純度の高さは、新しい人生を歩み出す二人のための、結婚指輪や婚約指輪にぴったりです。生涯着けることになる指輪だけに、変色・変質しない耐久性の高さや繊細なデザイン、サイズの調整がしやすい柔らかさといった特徴も好まれる理由でしょう。
プラチナの結婚指輪・婚約指輪は、二人の愛の証として、永遠に輝き続けてくれるはずです。