希少な宝石として、古くから珍重されてきたダイヤモンド。その希有な美しさと輝きは多くのセレブを魅了してきました。

今回はそのいくつかをご紹介します。

 

【ダイヤモンドを愛したヴィクトリア女王】

大英帝国の繁栄を築いた偉大な王と讃えられるヴィクトリア女王。女王はジュエリー愛好家として知られ、その治政下で膨大なジュエリーのコレクションを手に入れましたが、最も気に入っていたのは後に夫となるアルバート王子から結婚前に贈られたシンプルなダイヤモンドの指輪だったそうです。

 

婚約指輪に選んだのはダイヤモンドがあしらわれたスネークリング。指に巻き付く蛇のデザインは永遠を象徴するとして、19世紀には婚約指輪として人気を集めました。結婚式では頭にはオレンジの花冠をかぶった可憐な装いが話題に。ダイヤモンドのネックレスとイヤリングで女王らしい華やかさを添えました。

 

【シンプソン夫人の誓いのブレスレット】

 

「王冠を賭けた恋」で知られるシンプソン夫人も、ジュエリー愛好家として有名です。ウィンザー公(エドワード8世)との結婚式で身に着けたのは、ダイヤモンドのブレスレット。これはウィンザー公から贈られたもので、「誓いのブレスレット18-v-37」と彫られていたそうです。

 

2010年には彼女のコレクション約20点がオークションに出品され、総額で落札されたことが話題になりました。最高額はヒョウ柄のダイヤモンドとオニキスのブレスレットで452! また、いくつものクロス(十字架)で飾られたダイヤモンド・ブレスレットは、結婚記念日ごとにウィンザー公が贈ったダイヤモンドのクロスを、夫人がブレスレットに付け加えていったものでした。

 

【マリリン・モンローはダイヤモンドがお好き?】

 

ハリウッドで最もダイヤモンドが似合う女優といえば、やはりマリリン・モンローでしょう。映画『紳士は金髪がお好き』では、ダイヤモンドに目がないショーガールを演じ、劇中でも豪華なダイヤモンドジュエリーが登場します。

 

私生活でもダイヤモンドを愛したマリリン。身に着けるのはダイヤモンドのイヤリングのみ。これは自分の顔に注目が集まるようにするためだったとか。ジョー・ディマジオから贈られた婚約指輪は、ゴージャスなダイヤモンドのエタニティリングでした。

更新日時:2020.12.10