結婚式で感動するシーンのひとつに「花嫁の手紙」があります。自分を育ててくれたご両親に感謝の気持ちを伝えたくても、「どのように書けば良いのかわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、花嫁の手紙の基本的な構成や作成にあたって気を付けたいこと、手紙を読むときのポイントなどをご紹介します。

 

花嫁の手紙の基本的な構成

花嫁の手紙の基本的な構成は「書き出し」「エピソード」「今後の決意」「結び」です。

書き出し

書き出しでは、まず参列してくれたゲストに対してお礼を伝えましょう。それからご両親に向けて育ててくれたお礼を伝えます。

<例文>

ご列席の皆さま、本日はご多用のところ私たちの披露宴にご列席いただきありがとうございます。

この場をお借りして、わたしを育ててくれた両親に気持ちを伝えるお時間をいただくことをどうかお許しください。

お父さん、お母さん、今日まで◯年間育ててくれてありがとうございます。

今日、この日を迎えられたのはお父さんとお母さんが大切に育ててくれたおかげです。

エピソード

エピソードでは、嬉しかったことや後悔・反省することなどを交えて思い出を語りましょう。ご両親の人柄がわかるエピソードを交えることで、ゲストにもご両親の人となりを伝えることができます。

<例文>

お父さん、私たちのためにいつもお仕事を頑張ってくれてありがとう。仕事でどんなに疲れていても週末になるといろんなところへ連れて行ってくれたよね。社会人になって、それがどんなに大変なことなのか身に染みてわかるようになりました。本当にありがとう。

お母さん、私たちのためにいつもご飯を作ってくれてありがとう。お母さんが作る料理はとても美味しく、お弁当のときはいつも友達に自慢していました。そんなお母さんに負けないように、わたしも料理上手になれるよう頑張りたいと思います。

今後の決意

今後の決意では、パートナーとどのような人生を送っていきたいのかを伝えて、ご両親を安心させましょう。

<例文>

これからわたしは◯◯さんとの新生活が始まります。お父さんとお母さんとはこれまでのように簡単には会えなくなり、寂しくなりますが、◯◯さんと一緒にいるので大丈夫です。安心してください。◯◯さんとふたりで、お父さんとお母さんのような仲の良い幸せな家庭を築いていきたいと思います。

結び

結びでは、パートナーのご両親やゲストに対して、感謝の言葉を伝えましょう。

<例文>

◯◯さんのお父さん、お母さん、私たちの結婚を許してくれてありがとうございます。まだまだ未熟で迷惑をかけることがあるかと思いますが、今後もよろしくお願いいたします。

そしてご列席の皆さま、本日はふたりの門出を見守っていただき、ありがとうございます。ふたりで力を合わせて幸せな家庭を築いていくので、これからもご指導のほどお願いいたします。

 

花嫁の手紙を作成するにあたって気を付けたいこと

花嫁の手紙の書き方を例文付きでご紹介!注意点や読むときのポイントも解説_3

花嫁の手紙を作成するにあたって、以下の5つの点に気を付けましょう。

・余裕を持って早めに作成を始める

・3分前後で読み終わる文章にする

・ゲストやパートナー側のご両親にも配慮する

・NGワードを使用しない

・便箋や封筒にもこだわる

余裕を持って早めに作成を始める

結婚式の準備が始まると忙しくなり、手紙をゆっくり書く時間を取ることが難しくなります。結婚式直前になってから急いで仕上げると何を伝えたいのかがわからなくなってしまう可能性があるため、余裕を持って早めに手紙を作成するようにしましょう。

これまでの思い出を振り返るのにも時間がかかるため、早めに作成を始めて最低でも3日前には仕上がるようにするのがベストです。

3分前後で読み終わる文章にする

手紙は、3分前後で読み終わるよう文章を調整することが大切です。ご両親との思い出話を綴るとどうしても長くなってしまうことがあるかもしれませんが、結婚式の演出の時間は限られています。とはいえ、短すぎると気持ちをしっかり伝えられないことがあるので、3分前後で読み終わる文章を意識して作成するのがおすすめです。

ゲストやパートナー側のご両親にも配慮する

花嫁の手紙では自分のご両親に対して感謝の気持ちを述べますが、聞くのは花嫁側のご両親だけではありません。そのため、ゲストやパートナー側のご両親にも配慮して手紙を作成することが大切です。

手紙の書き出しと結びで、ゲストとパートナー側のご両親に感謝の気持ちを伝えると良いかもしれません。

NGワードを使用しない

結婚式というお祝いの席では、気を付けないといけないワードがあります。そこで以下では、避けたほうが良いワードをご紹介します。

別れをイメージさせる言葉

別れをイメージさせる言葉には、終わる、分かれる、離れる、切れるなどがあります。

例えば、「新しいスタートを切る」という言葉がありますが、“切る”は結婚式の場ではふさわしくありません。そのため「新しいスタートに立つ」というように、ほかの言葉に書き換えるのがおすすめです。

不吉・不幸をイメージさせる言葉

終える、悲しい、苦しい、降りるなどは、不吉・不幸をイメージさせる言葉です。

手紙の書き出しで、「本日はお忙しいところ」と書くことがあるかもしれませんが、“忙しい”は不吉・不幸をイメージさせる言葉です。そのため、「本日はご多用のところ」と言い換えるのがベストです。

再婚をイメージさせる言葉

再婚をイメージさせる言葉には、再三、再び、戻る、たびたびなどがあります。

手紙のなかで同じ意味を繰り返す際、「繰り返しになりますが」と書くことがあるかもしれませんが、再婚をイメージさせてしまう可能性があります。その場合は、「先ほども申し上げましたが」というようにほかの言葉に言い換えると良いでしょう。

便箋や封筒にもこだわる

花嫁の手紙は、読み終えるとご両親に渡します。娘から貰った手紙は一生の宝物になるので、便箋にもこだわるのがおすすめです。

手紙を書く便箋に決まりはありませんが、結婚式の場にふさわしいようシンプルで上品なデザインを選ぶと良いかもしれません。

なお、便箋1枚に文章がおさまる場合は、白紙の便箋を後ろに重ねてから封筒に入れる必要があります。1枚だと書きたい気持ちが伝わらないという意味を込める場合もありますが、「果たし状のような縁起が悪いとされる種の手紙が1枚だから」などの理由もあります。1枚でおさまる場合は、白紙の便箋も重ねるようにしましょう。

 

花嫁の手紙を読むときのポイント

花嫁の手紙の書き方を例文付きでご紹介!注意点や読むときのポイントも解説_3

花嫁の手紙を読むときは、以下のポイントを意識するのがおすすめです。

ゆっくりと読み上げる

手紙を読む際、緊張のあまり早口になってしまうことがあるかもしれません。しかし、早口だとご両親やゲストが聞き取れない可能性があります。そのため、手紙を読む際はゆっくり読み上げることを意識することが大切です。少しでも緊張がほぐれるように、手紙を読む前に飲み物を飲んで深呼吸し、落ち着かせるとよいかもしれません。

視線が下がりすぎないようにする

手紙を読む際、視線が下がりすぎないようにすることも大切です。結婚式では、さまざまなシーンで写真撮影が行われます。手紙を読んでいる最中に猫背になっていると、綺麗な写真が撮れなくなることがあります。また、手紙ばかりを見ているとご両親に気持ちが伝わりにくくなってしまうこともあるでしょう。

手紙を読むときは姿勢を正し、ご両親も見ながら読み上げると気持ちが伝わりやすくなるかもしれません。

BGMにもこだわる 

花嫁の手紙を読むときのBGMにもこだわることが大切です。

例えば、強弱の振れ幅が大きいBGMだと自分の声がかき消されてしまうことがあります。歌詞のある音楽だと、歌詞の言葉で手紙の内容が入ってこないこともあるかもしれません。手紙の内容を引き立てるためにも、そのシーンにふさわしい曲を選ぶのがおすすめです。

 

まとめ

「恥ずかしい」という理由で、ご両親に感謝の気持ちを伝えられない方は多いのではないでしょうか。結婚式はご両親に感謝を伝える絶好の機会です。ゲストやパートナー、そしてパートナーのご両親が見守っているなかで、これまで大切に育ててきてくれたご両親に対して感謝の気持ちを手紙で伝えてみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介したポイントを押さえて、手紙を作成してみてください。

更新日時:2023.12.22