「結納」という言葉を見聞きしたことがあっても、詳しくはご存じない方もいるのではないでしょうか。また、「顔合わせ食事会となにが違うの?」と疑問に思っている方もいるはず。

そこで今回は結納の概要をはじめ、顔合わせ食事会との違いや結納に必要な準備などをご紹介しています。「両親に結納をやってほしいと言われた」「結納と顔合わせ食事会どちらを行おうか迷っている」という方は、ぜひご参考にしてください。

結納とは?顔合わせ食事会との違い

結納とは?顔合わせ食事会との違いや必要な準備を解説_2

結婚が決まると、結納や顔合わせ食事会を実施する方もいるでしょう。そもそも、結納と顔合わせ食事会にはどのような違いがあるのでしょうか。

結納とは

結納とは、日本独自の婚姻の儀式です。結納品や結納金の受け渡しを行うことで、婚約を確かなものにするとされています。プロポーズの場合は言葉だけだと口約束になりますが、結納を行うことによってご両親にも婚約を認めてもらうことができるのです。

そんな結納には「正式結納」と「略式結納」の2種類があり、このうち略式結納を選ぶ方が多い傾向にあります。正式結納は、仲人が両家を行き来し結納品や受書を取り交わす結納です。仲人を立てるため、両家で顔を合わせることはありません。

略式結納は、仲人を立てない結納です。どちらかの自宅や料亭、ホテルの会場などで行われることが多く、両家で顔を合わせながら行います。仲人を立てないため、進行は自分たちで行うことが一般的です。

顔合わせ食事会とは

顔合わせ食事会とは、両家で食事をしながら親睦を深めるための会です。結納品を取り交わすこともあれば、食事だけで済ませることもあります。これが結納との大きな違いです。

顔合わせ食事会は、一般的にレストランや料亭で行われます。進行や準備するもの、費用などが異なるため、結納と顔合わせ食事会、どちらを行うかをご両親と相談しながら決めるのがおすすめです。

結納と顔合わせ食事会どちらを行う?

結納と顔合わせ食事会、どちらを行ったほうが良いのか迷ったときは、先輩カップルのデータを参考にするのも一案です。

「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023(首都圏)」のデータによると、両家の顔合わせのみ行ったと回答した方は85.1%、どちらも行わなかったと回答した方は8.9%、両方行ったと回答した方は5.0%、結納のみ行ったと回答した方は0.6%でした(無回答を除く)。

上記の結果から、結納よりも顔合わせ食事会を行うカップルが多いということがわかります。カジュアルな雰囲気で両家の親睦を深めたい方は、顔合わせ食事会を選ぶと良いかもしれません。ただし、ご両親によっては「結納を行ってほしい」と思う方もいるため、まずはご両親に確認することをおすすめします。特に決まりがなく任せてもらえる場合は、パートナーと話し合って決めると良いでしょう。

結納に必要な準備

結納とは?顔合わせ食事会との違いや必要な準備を解説_3

結納に必要な準備は以下の通りです。

日程を決める

まずは結納の日程を決める必要があります。準備時間に余裕を持たせられるように、早めにご両親に相談すると良いでしょう。また、日程を決める際は縁起の良い日かどうかも確認しておくことをおすすめします。

もっとも縁起が良いと言われている日は、「大安」です。婚礼に最適な日なので、大安の日に結納を行うと良いかもしれません。スケジュールの都合上、大安に結納を行えない場合は、友引や先勝、先負を選ぶのも一案です。ただし、先勝は午後2時〜6時の間は凶、先負は午前中を避けたほうが良いと言われています。そのため、先勝や先負を選ぶ際は時間帯に注意が必要です。

場所を決める

正式結納の場合は両家を仲人が行き来するため、場所を決める必要はありません。しかし、略式結納を行う場合は、場所を決める必要があります。

結納を行う場所は、ホテルや結婚式場、料亭、個室のあるレストランが一般的です。実家が遠方にある場合は、両家の中間地点やふたりが住んでいる地域で開催するのがおすすめです。開催場所に迷ったら、両家が負担にならない場所を中心に考えると良いかもしれません。

食事を行う場合は、料理も確認しておく必要があります。ご両親にアレルギーの有無と好みを事前に聞いておくと、スムーズに場所を決めることができるはずです。

結納の形式を決める

結納の形式には、「関東式」と「関西式」の2種類があります。

関東式は、お互いが結納品を贈り合います。男性側から受け取った結納金の10〜50%の金額で結納返しをするのが一般的です。一方で、関西式は男性側から女性側に結納品を贈ります。結納返しは基本的に行いませんが、結納返しをする場合の金額は、結納金の10%が一般的とされています。

このように、関東式と関西式によって結納品を贈り合うのか、もしくは一方が贈るのか、結納返しの有無や金額が異なります。また、結納品の内容も異なるため、事前にご両親に相談して決めるようにしましょう。くわえて、住んでいる地域によって独自のルールが設けられている場合もあるため、その点も確認しておくことをおすすめします。

婚約指輪・結納品・当日の服装を準備する

結納の形式を決めたら、婚約指輪・結納品・当日の服装を準備しましょう。

婚約指輪をまだ購入していない方は、結納に間に合うよう早めに準備するのがおすすめです。「プロポーズのときに婚約指輪を贈った(貰った)」という場合は、結納当日は婚約記念品として渡すのが一般的です。そのため、結納当日は婚約指輪を外しておくようにしましょう。

結納品は、前述したように関東式と関西式で異なります。関東式の場合は、「目録」「長熨斗(ながのし)」「御帯料(おんおびりょう)」「勝男節(かつおぶし)」「寿留女(するめ)」「子生婦(こんぶ)」「友白髪(ともしらが)」「末広(すえひろ)」「家内喜多留(やなぎだる)」を準備します。

関西式の場合は、「熨斗(のし)」「寿恵廣(すえひろ)」「小袖料(こそでりょう)」「家内喜多留(やなぎだる)」「松魚(まつうお)」「高砂(たかさご)」「結美輪(ゆびわ)」「寿留女(するめ)」「子生婦(こんぶ)」を準備します。

ただし、最近は全部を準備するのではなく3品程度を準備するカップルも増えてきています。

当日の服装は、両家で格を合わせることが大切です。振袖やワンピース、スーツなどどれを着用するのかをご両親と相談し、準備しておくようにしましょう。

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結納金の額を決める

結納金の額に決まりはありません。そのため、お互いに話し合って決めると良いでしょう。「いくらが良いのかわからない」という場合は、先輩カップルのデータを参考にするのもおすすめです。

「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023(首都圏)」のデータによると、結納金の平均額は103.3万円となっており、もっとも多かったのは「100〜150万円未満」の83.3%でした。このほか、「50万円未満」「50〜100万円未満」「150〜200万円未満」「200万円以上」と回答したカップルが同率の結果となっています。

このように、カップルによって結納金の額は異なるため、無理のない金額を設定すると良いでしょう。ただし、「4」や「9」など縁起が悪いとされる数字は避けることが大切です。

まとめ

結納とは、結納品や結納金の受け渡しを行い、婚約を確かなものにする婚姻の儀式です。結納を行うことによってご両親に婚約を認めてもらうことができ、両家の絆を深めることができます。日本の伝統を感じることもできるため、「儀式を経験したい」という方は、結納を行うのがおすすめです。

ただし、地域によって結納のルールは異なるため、ご両親に確認してから行うようにしましょう。

更新日時:2024.01.31