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“Colors of LAZARE” Vol.02

「いろんな形の愛を応援したい」そんなブランドの想いから生まれたシリーズ投稿です。
本日5月9日「告白の日」の第2回目投稿はフリースタイルラッパーGOMESSさんへのインタビューです。音楽の話以外もたくさんお話してくださいました。
今回はパートナーへの「愛の言葉」に関する調査結果も公開!

LAZAREの中の人(以下L):
こんにちは。
GOMESSさんは自閉症と共に生きる、文学的フリースタイルラッパーとして注目を集めていらっしゃるアーティストでいらっしゃいますが、今回、ジュエリーブランドからラッパーの方へのインタビューということできっと違和感を感じられたかもしれませんので少しここに至りました経緯を・・・。
以前から個人的にGOMESSさんの楽曲が好きだったのですが、Youtubeで「枯葉」※を聴いて、ブランドの中の人間として考えたことと重なる部分があって。うちはダイヤモンドに強みを持つジュエリーブランドなのですが、単にジュエリーというモノを売っているとは思っていなくて。ひとりひとり、長い人生で忘れられない特別な瞬間がたくさんあると思いますが、その「証」をご提供しているという想いでブランドをつくりたいと常々考えていたんです。
「枯葉」の「どうしてこんな夜が普通だなんて言ってしまえるんだよ」っていう歌詞を聴いたとき、「あ、そうそう。なんでもない時間、瞬間が、あなたと一緒だからこそ特別なものになるってことあるよね」って勝手にとっても共感しまして。そしたら、こんな歌詞を書かれるご本人にお話をうかがいたいといてもたってもいられなくなり(笑)いきなり連絡をさせていただきました次第です。

※「枯葉」
2017年11月に「今という時の詩」として発表された曲。

GOMESSさん:
僕は昔から、大切な人への贈り物であればあるほど、誕生日プレゼントは石を拾ってきて家で洗ってプレゼントする、だったり、最近だったら大きな松ぼっくりを拾ってきてそれをずっと部屋に飾ったり、そういう生活をしているんです。
モノ自体の物質的価値も大事だとは思うんですが、拾ったモノでもすっごい奇麗と感じることができれば、それがもう何億円の価値と同等に感じられるというのがあって。「枯葉」もそんな気持ちで作ったんですけど、「こんな夜」って嘆くのか「最高の夜」って思うのかで夜の価値が変わるから、「俺は一緒にいてこんなに嬉しいのに、お前はどうしてそんなにため息ばっかりついてるんだよ」っていう曲です。

L:
今日この瞬間この場所で、どういう気持ちで、ということが大切ですよね。

GOMESSさん:
価値って、もっといろんな付け方があるはずなんだけど、物質としての価値を色んなモノに求めすぎている感じがします。みんなどっかで分ってはいると思うんですが、人間の心や思想によって全ての価値は常に流動していると思うんですよね。人によっては物質そのものが最も重要だったり、値段に拘る人がいたり。それと同じ土俵で、「雨が降っていたのにこの石を拾った瞬間に晴れた!」とかちょっとしたことに価値を見出せる人もいて、それが素敵だなって思います。

L:
「モノ自体がいいんです」というのは実はとても儚いですよね。どういう想いやタイミングで相対しているか、でモノの価値は全く変わっていくからこそ、私たちも最高の瞬間や幸せの瞬間を象徴する証としてジュエリーをお届けしたいと思っています。
GOMESSさんのそういう物事に対する見方や価値観はいつ頃生まれたんでしょう。

GOMESSさん:
根底にある「筋が通ってないと嫌だ」という気持ちは幼稚園の頃からありました。小さい頃は活発で、それこそ筋が通っていないと感じたらめちゃくちゃ喧嘩したりするような子でした。
10歳から15歳まで5年間自宅に引きこもって、高校も中退しているんですが、高校は一番行きやすかった場所として心に残ってて。今でも覚えているのがホームルームの時間にやった文章問題です。登場人物が7人居て喧嘩をします。当事者がいて、巻き込まれた人、傍観している人とそれぞれに立場があって、この中で悪い人だと感じる人を順に挙げていくという問題でした。その内容をについてクラスでディスカッションするというもので、色んな意見が出たんですが、最終的には先生は正解は無いと言った。「答えは1つじゃない」この考え方はこれ以降の自分の考え方にもの凄く影響がありましたね。

L:
いろんな人間、価値観があり、それぞれを認めるという思想は、一貫してGOMESSさんの放つ音楽から感じます。

GOMESSさん:
そうですね、一貫してそういうメッセージは放っていますね。
人は主観でしか物事を見られないから、自分が1番正しいと思って発信する人もいる。そういう意見も認めた上で自分が発信しないと駄目だなと。色んな人の見方がある中で、相手が何を思うんだろうと考えながら日々生活をするというのが自分の中での筋の通し方、正しくあろうと思う一番の近道だと思ってます。

L:
GOMESSさんの楽曲は、表現がとてもストレートだったりドラスティックだったりされますが、一貫して相手を認めているし、生きることに対してとても真摯さを感じます。

GOMESSさん:
僕は東京に出てきた時、音楽に対してこれしかないと思ってました。これで生きていくんだという気持ちで。これしかないものなんて実は無いかも知れないけど、そう本気で思えるものに出会える機会もそうそう無い。だからこそ大切に生きていこうと強く思います。
人との関りや結婚もそうですよね。結婚して離婚するかもしれないし、結婚するべきではない相手かもしれないけど、その時はこの人しかいないと思って結婚するわけじゃないですか。それってすごく素敵なことだなと思いますね。

L:
結婚願望ってあります?

GOMESSさん:
僕は小さい頃から結婚願望がすごくあります(即答)。絶対式も挙げたいし、無駄に資産全部使い切るぐらいの結婚式だと楽しくないですか?(笑)そこまで本気でやったら1週間後に振られても面白いし、一生一緒に居られても素敵じゃないですか。

L:
GOMESSさんに結婚願望についてうかがってるインタビューはきっとどこにも無いですよね(笑)
どんな女性が好みですか?

GOMESSさん:
めっちゃ頑張って生きている人。本気で。見た目と中身は比例すると思っているので、中身が好みであれば外見も伴うって考えてます。

L:
今回、想っていることをパートナーに伝える、ということについて全国の皆さんに調査をしています。(調査を見ながら)半数以上がパートナーや好きな相手に「愛している」「好きだ」とはほとんど言わないということなのですが、GOMESSさんご自身はいかがですか?

GOMESSさん:
僕なら毎日言いますね。性格の問題もあるでしょうけど、言わないと伝わらないと思ってるし、「愛している」って他にかえられる言葉ってないじゃないですか。プラスの言葉はどんどん言ったらいいと思いますよ。ほとんど言わない人が多いのは残念だし、全く言わないって逆にすごいですね。
以前、パートナーと同棲をしていた時は、言葉じゃないんですけど、必ず家を出る時や帰ってきた時なんかに互いに額にキスをしていました。またここに平和に帰って来られますようにっていう『誓い』も込めて。手段は色々あると思うんですけど、毎回意味をもって、相手に接するのは大切だと思います。

L:
私たちのお客様は、これから結婚する人生の大切な瞬間を迎える方がたくさんいらっしゃるんですが、そういった方々に何かメッセージをいただけますか?

GOMESSさん:
最近の人は自分の価値を他者によって決めていることが多い気がします。自分の価値の確立に他者を必要としているというか・・・。自分の価値は自分でわかっていることが大切。自分で決めて進化をしてほしいですね。
僕は芸術が好きなんですが、その中でのテーマが「他人に価値を決めさせない」ということなんです。結果的に他者に決められる要素はあると思うんですけど、自分そのものが決めるという想いが大切というか。
あとは生き方として、映画の主人公のように「自分がなりたいものになる」というのがテーマにあるから、その「なりたいもの」を目掛けて考え方や価値観合わせていく、演じていく、体現していくことが大事だと思っています。不器用でも最後まで自分で成し遂げる。それをみんなに意識してやって欲しいと思いますね。

L:
本日はありがとうございました。

🌱🌱🌱GOMESSさんBIOGRAPHY🌱🌱🌱

1994年9月4日生まれ / 静岡県出身。
第2回高校生ラップ選手権準優勝。
自閉症と共に生きるラッパーとして注目を集め、自身の生き様を歌った楽曲「人間失格」、「LIFE」は表現者として各所で評価される。
NHK Eテレの「ハートネットTV:ブレイクスルー File.21」で特集され、ラップに向き合う姿勢、リアルな日常が切り取られ、視聴者に衝撃を与えた。
また中原中也の詩「盲目の秋」を朗読カバーし中原中也記念館で楽曲展示されるなどポエトリーリーディングでも才能を発揮する。
2015年、民謡を唄う朝倉さやとのコラボ楽曲「RiverBoatSong」を収録したのアルバム「River Boat Song-FutureTrax-」が第57回日本レコード大賞企画賞を受賞するなど、ジャンルを超えた数多くの表現者との交流/共演を多くこなし、GOMESSは新しいカルチャーとして確立し始めている。

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更新日時:2022.04.20