結婚は二人でするものですが、お互いの両親も結婚には大きく関わってきます。
彼の親に気に入ってもらえれば結婚話も順調に進みやすく、結婚後にも円満な関係を築きやすくなります。人間関係には初対面がとても大切なので、ここでは彼の親にはじめて会うときに大切な幾つかのマナーを紹介します。
「彼の親」は彼が一番知っている
当たり前のことですが彼の親なわけですから、彼にどういう両親なのかを聞いておくことが一番の情報収集になります。何を嫌がる人なのか、何を喜ぶ人なのか、言ってはいけない言葉など、彼から「どんなマナーを重視する両親なのか」聞いておきましょう。
ただ、彼は「息子」だから甘く接されているということはあります。結婚すると他人が家族になるわけですから、彼の親もあなたと同じように少し緊張しているのです。
身だしなみは清潔感のある無難なものがベター
オシャレをして可愛いと思われる必要もありませんし、必要以上にかしこまる必要もありません。ですから、張り切って新しい服を買ったり、スーツを着て行ったりするのはさけましょう。
着慣れた服の中から清潔感がある無難な服装を選ぶのがマナーです。
<NGの服装一例>
・肌の露出が多いもの(ナマ脚や胸元が見えるものなど)
・ロゴが全面に出ているブランドもの
・凝ったネイル、濃いメイク
・派手なアクセサリ
・下着などが透ける服装
ネイルに関しては料理を手伝う可能性もあるので、しないのがベターです。
本当の「初対面」を行う玄関先でのマナー
彼の親への挨拶は、玄関から始まることが多いです。
人の第一印象で重要なのは、所作と話し方です。彼の親が見えたら「こんにちは、はじめまして」とおじぎをしましょう。おじぎをしにくい状況でも、声だけはキチンと発して挨拶しましょう。玄関先で気の利いたことを言ったりする必要はありません。
最低限しなくてはいけないことを、しっかりするのが大切です。
手みやげを持っていった場合は玄関では渡さず、おうちに上がって正式に挨拶をした後にしましょう。その際には「つまらないものですが」というような言葉は避けて、「お口に合うと良いのですが」などと添えて渡すのがマナーです。
また、手みやげは彼に好みをリサーチするか一緒に買いに行きましょう。かならず事前に購入して「間に合わせ」という感じが出ないようにしましょう。包が彼の親が住んでいる最寄り駅のものなどだと、言われなくても気づかれることは多いです。
最低限やっておきたい気遣いマナー
気遣いのしすぎはよくありませんが、最低限これだけはやっておきたいという気遣いマナーはおさえておきましょう。
・お手伝い
彼の親が料理を用意してくれる場合には、「お手伝いできることはありますか?」と声をかけましょう。断られたら食い下がらず「すみません、ありがとうございます」とお礼を言うのが良いです。
・帰宅後のお礼
行って終わりではなく帰宅してから改めて、彼の親に電話か手紙でお礼をしましょう。訪問からお礼までで1セットなので、会うだけにしないことが大切です。
・彼を下げない
会話に困ったときに出す話題は彼のことが無難です。ただ、この際に失敗談など彼を下げるようなことはしないようにしましょう。彼の小さい頃のことを聞いたり、彼にしてもらって嬉しかったことを話したり、プラスに感じられる話を振りましょう。
更新日時:2020.12.17