婚約指輪といえばダイヤモンドが定番。その際に気になるのは、大きさではないでしょうか? ダイヤモンドの単位といえば「カラット」ですが、実はこれ、大きさを表す単位ではないって知っていましたか? この記事ではダイヤモンドの「カラット」にまつわるお話をお届けします。

■「カラット」って何を表す単位なの?
ダイヤモンドの大きさを語るときに使用される「カラット」という単位、実はこれは大きさを表すのではなく、宝石の重さを表す単位。1カラットは0.200gで、ctと表記します。
宝石の場合、重くなればそれだけ大きくなるので、カラットの単位が大きいものほど、大きなダイヤモンドと言って差し支えはありません。ここからカラット=大きさの単位という誤解が生じたものと思われます。
ちなみに、ダイヤモンドの大きさ(ラウンドブリリアントカット・ダイヤモンドの直径)と重さは以下のような関係になっています(大きさはあくまでも目安です)。

カラット数― 直径
0.1ct ――― 約3.0mm
0.2ct ――― 約3.4mm
0.3ct ――― 約4.3mm
0.4ct ――― 約4.8mm
0.5ct ――― 約5.2mm
0.6ct ――― 約5.5mm
0.7ct ――― 約5.8mm
0.8ct ――― 約6.0mm
0.9ct ――― 約6.3mm
1.0ct ――― 約6.5mm

■「カラット」と価格の関係は?
「カラット」と価格の関係はどうなっているのでしょうか?

ダイヤモンドの価値は4Cという指標で評価され、カラットもそのひとつ。他に、クラリティ(内包物や傷の有無で透明度を評価)、カット(プロポーションのバランスの良さを評価)、カラー(色を評価。無色透明なものほど価値が高い)という項目があります。ダイヤモンドの価格はこの4つのグレードに左右されます。

クラリティ、カット、カラーが同グレードであれば、大きなカラットのものの方が価格は高くなります。ただし、カラット以外の項目のグレードが異なれば、同じカラットでも価格に差が出ることもあり、場合によっては小さなカラットなのに大きなカラットのものより価格が高いという逆転現象が起こることもあります。

ちなみに、ダイヤモンドの評価基準である4Cですが、従来、ダイヤモンドの価値は「カラット」「カラー」「クラリティ」の3つの基準で評価されていました。ここに4つ目の基準が加えられることになります。その基準こそが、ラザール ダイヤモンドの創業者ラザール・キャプランが提唱した4つ目の“ C ”の「カット」です。

従来の3つの基準は原石そのものの性質に依存する要素ですが、“カット”は人為的な要素、つまり技術力に依存します。今ではダイヤモンドの価値の評価は4つ目の基準の「カット」が加わったものが世界基準となっています。

例えば、予算内で大きなダイヤモンドを手に入れたいと考えるのであれば、カラット以外の項目は少しグレードを落としてみるという選び方もあります。

■婚約指輪にお勧めのダイヤモンドのカラット数は?

婚約指輪では0.3ct〜0.6ctのものを選ぶ人が多いようです。ダイヤモンドは大きければいいというものでもありません。手指とのバランスもあるので、実際に試着をしてみて最も似合うと感じるものを選ぶといいでしょう。
一般的には、年齢を重ねた手にはボリューム感のある指輪の方が似合うといわれます。婚約指輪は長く愛用するものですから、将来のことを考えて、大きめのダイヤモンドを選ぶという考え方も。
一方、購入時にはその時に似合う婚約指輪を求め、年を取ってからは他の指輪との重ね着けなどでボリュームを出すという楽しみ方もあります。

■ダイヤモンドの存在感をアップさせる婚約指輪のデザイン
<ソリティア・リング>
ダイヤモンドの美しさを最も際立たせるのは、ダイヤモンドを一粒だけ飾ったソリティア・リングといえるでしょう。特に、4〜6本の爪でダイヤモンドを支えるようにした立て爪リングは、四方から光を取り込むことができ、ダイヤモンドが一層輝きます。

<メレ・リング>
メレダイヤ(0.03ct以下の小粒ダイヤ)を数粒あしらったリングは、小さめのセンターダイヤモンドでもその存在感をアップさせる効果があります。メレダイヤのあしらい方やデザインによって、キュートにもエレガントにもすることができ、その人の雰囲気にあったリングを探しやすいといえます。

<パヴェ・リング>
アーム上にメレダイヤを石畳のように敷き詰めたパヴェ・リングはボリュームたっぷりで、まさにゴージャスの極み。センターダイヤモンドの周りもメレダイヤでぐるりと取り囲むと、さらに華やかさがアップします。

ダイヤモンドの大きさは婚約指輪の見栄えにも関わってくる問題。自分の手指とのバランスや予算なども考えて、納得いくものを選びましょう。