婚約指輪(エンゲージリング)は一生に一度だけ、最愛の彼女にプレゼントする宝物。購入前に基礎知識を学んでおけば、失敗することなく購入できるはず。今回はパーツの名称や王道デザインについて一緒に学んでいきましょう。

 

婚約指輪の各パーツ

結婚したい彼女がいるけど「指輪のことが全然わからない!」。このコラムを読んでいる方の中には、そんな初めて指輪を買う人も少なくないはず。まずは婚約指輪のパーツの呼び方について学びましょう。

これを知っておくだけで、ジュエリーショップに行った時、スタッフとスムーズに会話できますよ。

【婚約指輪のパーツ】

婚約指輪のデザインの種類は多様です。ここでは王道デザインと呼ばれる、一粒ダイヤの付いた「ソリテール」「ソリティア」の名称を紹介します。どんなものか想像がつかない場合は、「ソリテール」で画像検索をしてみてください。

  • 中央のダイヤ部分…センターダイヤモンド、センターストーン
  • ダイヤを支える部分…爪(プロング)
  • ダイヤの下部…台座
  • リングの輪っかの部分…アーム、シャンク
  • 中央の石の両端に付いたダイヤモンド…サイドストーン

 

 

どれがタイプ?デザインの種類

婚約指輪は、上記で紹介した「ソリテール」が昔から愛されているデザインです。それ以外のデザインには以下のようなものがあります。

 

  • エタニティ…ソリテールのようにセンターダイヤがなく、小さなダイヤモンドがアームをぐるりと一周しているセッティング。一粒の宝石が突出せず、引っ掛ける心配が少ないので、仕事中も気軽に着けられると人気を集めるデザイン。
  • パヴェ…「石畳」という意味。小さなダイヤが敷き詰められた華やかなデザイン。エタニティと似ているがダイヤの数が多く指にボリューム感が出る。
  • サイドストーン…センターダイヤの両隣にダイヤをセットし、3つ並べたデザイン。このダイヤは「スリーストーン」と呼ばれ、花嫁の過去・現在・未来を表すとされる。

 

印象が大きく変わるアームの素材

様々な種類がある婚約指輪のアームの素材。代表的なものは以下の通りです。

プラチナ

いつまでも色褪せない純白の輝きと耐久性を併せ持つ素材。限られた地域でしか産出されないので希少性も高い素材。

ホワイトゴールド

金にニッケルなど他の金属を配合し色を白く調整した素材。キラキラ輝く品の良いアームになる。

イエローゴールド

純金に近い、温かみのある色合いが華やかな印象のリング。自分らしさを主張したい方に人気。

ピンクゴールド

金に銅を配合した、甘く柔かな印象の素材。モチーフダイヤなどフェミニンなデザインにぴったり。

 

ダイヤモンドの様々なカタチ

ダイヤモンドはカットによって形や輝きが変わってきます。カットの主な種類は以下の通りです。

ラウンドブリリアント

ブリリアントカットと呼ばれる、王道のカット技法を使って丸型に整えた形。放射状に大きく輝き、ダイヤの魅力を最大限に生かしたカットで、婚約指輪ではもっとも人気。

オーバル

エレガントな楕円形のカット。存在感があり、表面積を大きく見せてくれるカットの一つ。

ペアシェイプ

下に向かって緩やかに広がる、洋梨のようなフォルム。別名「ティアドロップ」。

マーキーズ

細長く両端が尖ったクラシカルな形は洗練された印象。フランス語で「公爵夫人」という名が付いています。

ハートシェイプ

その名の通りハートの形のカッティング。愛らしく婚約指輪にぴったりなので人気のある形。

 

上記の基礎知識を頭に入れてジュエリーショップに下見に行きましょう。ショップの方とじっくり相談して決めたい場合は、予約を入れておくと安心。彼女の好みと予算に合う運命のリングに出会えると良いですね!

更新日時:2020.12.09