婚約指輪と結婚指輪、同じブランドで揃えるか、異なるブランドでも良いのか、悩む人は少なくないでしょう。気に入ったものを選ぶのが最優先ですが、婚約指輪と結婚指輪の重ね着けを考えると、同じブランドで揃えた方が良いこともあります。そこで今回は、婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入するメリットと、同じブランドで揃えるメリットについてご紹介します。また、婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入した人の割合もまとめているので、ぜひご参考にしてください。

婚約指輪と結婚指輪は重ね着けを意識したほうが良い?

メリットをご紹介する前に、まずは重ね着けについて触れておきましょう。婚約指輪と結婚指輪を購入する際には重ね着けを意識したほうが良いと言われますが、なぜかご存知でしょうか?

結婚後に婚約指輪を身に着けるときには、結婚指輪の上に重ねて着けることがほとんど。そのため、重ね着けのバランスが良くないと違和感を覚え、婚約指輪を身に着ける回数が減ってしまうことがあるのです。その結果、婚約指輪がタンスの肥やしになってしまうという方も珍しくありません。婚約指輪を着ける機会を増やすためにも、重ね着けを意識して選ぶのがおすすめなのです。

婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入するメリット

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婚約指輪と結婚指輪を重ね着けするのであれば、同じブランドにしたほうが違和感なく合わせやすくなります。しかし、あえて婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入する方もいます。では、違うブランドで購入するのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

自分の好きなデザインを選べる

婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入することにより、自分の好きなデザインを選ぶことができる場合もあります。なぜなら、婚約指輪はパートナーが選んで贈ってくれることがあるため。また、婚約指輪のデザインが気に入っていても、結婚指輪はほかにも好みのデザインがあることも。

婚約指輪と違うブランドにすることによってデザイン重視で選べるため、好みに合う結婚指輪を購入できるかもしれません。

アフターサービスが充実したブランドを選べる

アフターサービスの内容は、ブランドによって異なります。そのため、婚約指輪を購入したブランドのアフターサービスが充実していないこともあるかもしれません。

婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入する場合、日常的に身に着けることが多い結婚指輪はアフターサービスが充実したブランドを選ぶほうが安心です。アフターサービスが充実しているブランドにすることで、例えばサイズ直しや修理などのサービスを利用できるため結婚指輪を長く身に着けることができます。

予算の調整がしやすい

仮に婚約指輪に予算をかけすぎてしまった場合、結婚指輪で費用の調整が必要になることも。その場合、結婚指輪を違うブランドで購入することにより予算を抑えることができるかもしれません。

婚約指輪と結婚指輪を同じブランドにするメリット

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婚約指輪と結婚指輪を同じブランドにするメリットは、以下の通りです。

重ね着けでぴったりはまる組み合わせが見つかる

婚約指輪と結婚指輪、ぴったりはまる組み合わせを見つけるのは意外に骨が折れる作業と言えるでしょう。しかし、同一ブランドなら簡単です。

ほとんどのブランドでは、重ね着けを意識して、セットになるように婚約指輪と結婚指輪をデザインしています。セットリングはテイストやコンセプトを統一し、それぞれ単体で身に着けても、重ね着けをしても美しく見えるようにデザインされているのが特徴。バランス良く重ね着けをしたいと考えるのなら、ブランドが提案する組み合わせを選ぶと良いでしょう。

セットでなくても合わせやすい

ブランドが提案する組み合わせを選ばないとしても、同じブランドの指輪のほうが重ね着けはしやすいと言えます。

例えば、リングの素材。一口にプラチナやゴールドと言っても、割り金(主体の金属に混ぜる金属のこと)の素材や混ぜる分量などにより、微妙に色合いや風合いが異なってきます。ミル打ちなどの装飾もブランドによってデザインに違いがあります。そのため、違うブランドの指輪を重ね着けしたときは、その微妙な違いが違和感となることもあるのです。

その点、同じブランドの指輪であれば、違うデザインの指輪を重ね着けしても統一感があり、すっきりと身に着けることができます。

遠慮せずにじっくりと選べる

婚約指輪を購入してから結婚指輪を選ぶ場合、重ね着けのバランスを見るためには、実際に婚約指輪を着けた手に結婚指輪を合わせる必要があります。同じブランドであれば、気兼ねなくあれこれ合わせることができますが、違うブランドだと少し気まずいと感じる人もいるかもしれません。スタッフと相談しながら、じっくり選びたいというのなら、同じブランドのほうが心理的な負担は少ないでしょう。

購入後のメンテナンスが同時に受けられる

婚約指輪と結婚指輪はずっと長く使い続けるものです。そのためには定期的なメンテナンスが必要。ほとんどのジュエリーブランドではアフターサービスを受け付けており、超音波によるクリーニングをはじめ、宝石を留める爪がゆるんでいないか、リングがゆがんでいないかなどのチェックをしてくれます。

婚約指輪と結婚指輪を同じブランドで購入すれば、こうしたアフターサービスも同時に同じ場所で受けることかでき、効率的と言えます。

婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入した人の割合

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婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入する場合、同じブランドで購入する場合のどちらにもメリットがあります。では、実際に婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入した人の割合はどのくらいなのでしょうか。

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」によると、婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入したと回答した方は、44.4%となっています(首都圏)。

年齢別の詳細は以下の通りです。

24歳以下 66.7%
25〜29歳 45.1%
30〜34歳 38.2%
35歳以上 30.4%

 

婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入するか、同じブランドで揃えるか迷った場合は、先輩カップルのデータを参考にするのも良いかもしれません。

押さえておきたい重ね着けのセオリー

最後に、重ね着けリングを選ぶ際に注意したいポイントをご紹介します。

婚約指輪と結婚指輪の隙間は、好みなのでぴったり重ねても、隙間があっても、どちらでも問題ありません。「ぴったりと重ねたい」という方は、婚約指輪のダイヤモンドを支える石座が高いもののほうがおすすめです。

また、結婚指輪がV字あるいはS字になっているものも、婚約指輪のリングにダイヤモンドが沿うように見えてきれいに仕上がります。婚約指輪がV字やS字ラインのものは、結婚指輪も同じラインにするとバランス良く見えます。

リングの素材については、同色で揃えるのが無難ですが、あえてプラチナとゴールドというように素材違いにするのも一案です。遠くから見るとコンビリングのように見えて、おしゃれな雰囲気に仕上がるでしょう。

とはいえ、婚約指輪と結婚指輪はふたりにとって大切な記念の品なので、いろいろな指輪を比較検討し、ふたりが納得するものを選んでください。

まとめ

婚約指輪と結婚指輪を違うブランドで購入する場合は、「自分の好きなデザインを選べる」「アフターサービスが充実したブランドを選べる」「予算の調整がしやすい」といったメリットがあります。

一方で、婚約指輪と結婚指輪を同じブランドで選ぶ場合は、「重ね着けでぴったりはまる組み合わせが見つかる」「セットでなくても合わせやすい」「遠慮せずにじっくりと選べる」「購入後のメンテナンスが同時に受けられる」というメリットがあります。どちらにもメリットがあるため、それを踏まえてふたりが納得のいくブランドを選び、一生の記念品となる婚約指輪・結婚指輪を購入すると良いでしょう。

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更新日時:2023.06.30