婚約指輪・結婚指輪を選ぶ際は、下見が欠かせません。「どのようなデザインの指輪があるのか」「着け心地はどうか」などを下見で確認することで、ふたりにとって理想的な指輪に巡り会えます。
 
そこで今回は、婚約指輪・結婚指輪を下見する際のポイントと注意点をご紹介します。指輪選びを控えているカップルは、ぜひ参考にしてみてください。
 

おさらいしよう!婚約指輪と結婚指輪の違い

 
婚約指輪・結婚指輪を下見する際のポイントについて知る前に、まずはそれぞれの指輪の違いをおさらいしましょう。
 

婚約指輪

 
婚約指輪(エンゲージリング)は、男性から女性へ贈る婚約の証。基本的には女性だけが身に着けます。一昔前までは婚約期間中にのみ着ける方が大多数でしたが、昨今は入籍後も結婚指輪と一緒に身に着ける方が増えてきています。結婚指輪に比べてゴージャスなデザインが多く、大きなダイヤモンドがあしらわれたタイプは世の女性の憧れです。
 

結婚指輪

 
結婚指輪(マリッジリング)は、結婚記念品として夫婦ふたりで身に着ける指輪のこと。婚約指輪とは異なり、男女でペアのものを日常的に身に着けるのが特徴です。シンプルなデザインが多いものの、イニシャルを刻印したり、指輪を重ねることでモチーフが現れるようにしたりと、オリジナリティを取り入れて唯一無二の指輪に仕上げることもできます。
 

要チェック!婚約指輪・結婚指輪を下見する際のポイント5選

 
要チェック!婚約指輪・結婚指輪を下見する際のポイント5選

婚約指輪・結婚指輪を下見する際は、以下でご紹介する5つのポイントを押さえておきましょう。

 

<ポイント1>スケジュール&予算を確認

 
婚約指輪や結婚指輪は、お店でパッと選んですぐに持ち帰るものではありません。どちらもふたりにとって大切なアイテムなので、じっくり比較・検討して満足できる一品を選ぶことが大切です。
 
そもそも、婚約指輪の多くはダイヤモンドと枠(アームのデザイン)を別々に選んで組み合わせる「セミオーダー方式」を採用しているため、その場で持ち帰るのは困難です。また、指輪の内側に刻印を入れるとなると、さらに時間がかかります。そのため、指輪を発注してから手元に届くまでに1カ月ほどかかると想定しておくことをおすすめします。
 
この点を踏まえると婚約指輪が手元に届くまでには、検討時期も含めて2〜3カ月ほどかかることになります。プロポーズの日取りをすでに決めていたり、結納や顔合わせ食事会などで家族に披露したいと考えていたりするのなら、逆算してスケジュールを立てる必要があります。
 
結婚指輪は、結婚式当日の8カ月ごろ前から検討を始めるのがベストといわれています。婚約指輪と同じように、セミオーダー方式で注文したり刻印を入れたりするとなると、発注から手元に届くまでに最低でも1カ月ほどはかかるので、その点も踏まえつつ逆算して注文するタイミングを見極めることが大切です。
 
スケジュールと合わせて、予算も前もって確認しておくのがおすすめ。婚約指輪に関しては男性から女性へサプライズで贈るプレゼントなので、予算の確認はとくに必要ないかもしれませんが、結婚指輪は夫婦となったふたりで購入するもの。ひとりの独断と偏見で予算を決めると後々トラブルを引き起こす可能性もあるので、あらかじめどれくらいの予算にするか、ふたりで話し合うことをおすすめします。
 

<ポイント2>情報収集はしっかりと

 
婚約指輪や結婚指輪を扱うジュエリーショップは数多くあります。そのため「目についた店舗に入って、そこで気に入ったものを買おう」と考えている方もいるかもしれませんが、そう簡単にはいかないこともしばしば。気に入る指輪がなかなか見つからないということは決して少なくないのです。もしこれがプロポーズや結婚式の直前のタイミングだと、最悪の場合、当日までに指輪を用意できないなんてこともあります。
 
こうしたトラブルを避けるためには、ジュエリーショップへ行く前に情報収集をすることが大切。ブライダル雑誌やインターネットを活用して、自分やパートナーの好みにマッチした婚約指輪・結婚指輪を扱っている店舗をピックアップしておきましょう。そうすれば、確実にお気に入りの一品を下見・購入できます。
 

<ポイント3>ジュエリーショップが決まったら予約をお忘れなく

 
気になるジュエリーショップをピックアップできたら、いよいよ下見へ行きましょう。このとき大事なのはお店に予約を入れること。「下見なのに予約なんて大げさ」と思うかもしれませんが、これはとても大切なことです。
 
婚約指輪や結婚指輪を選ぶ際は、気になる指輪を実際に手にとって試着したいもの。また、その際には経験豊富なスタッフにアドバイスをもらいたいですよね。しかし、土日などお店が混んでいるときはスタッフを独占することが難しいことも。その点、事前に予約をしておけばお店に到着してすぐに接客してもらえるので、時間を無駄にすることなく有意義に下見を行えます。
 

<ポイント4>遠慮は禁物。気になる指輪はどんどん試着

 
下見では、気になる指輪があれば遠慮せずに試着をすることをおすすめします。指輪は、目で見たときと実際に着けてみたときとでかなり印象が変わるもの。チラッと目にしたときにいいなと思った指輪でも、実際に着けてみるとあまりパッとしないということもあります。もちろん、その逆もしかりです。
 
また、婚約指輪や結婚指輪を選ぶ際は着け心地を確認することも大切。着け心地が悪いと、だんだんと身に着けなくなってタンスの肥やしに……という残念なことにもなりかねません。試着したら、手を握ったり開いたり振ったりして、自分の手に馴染むかを確かめてみましょう。
 

<ポイント5>迷ったらこだわりどころを確認

 
下見の際に気になる指輪がいくつか出てきて迷ったときは、自分やパートナーのこだわりポイントを再度確認してみましょう。ダイヤモンドの品質や大きさ、アームのデザイン、脇石の有無、装飾などのこだわりポイントを複数あげて、それぞれの指輪で点数をつけてみると選びやすくなるかもしれません。
 
婚約指輪と結婚指輪は、どちらもふたりにとって記念となる特別なアイテムです。行き当たりばったりで急いで決めようとはせず、しっかり下見をして後悔しないようにしましょう。
 

NG行動もある!婚約指輪・結婚指輪を下見する際の注意点

 

婚約指輪・結婚指輪を下見する際は、以下でご紹介する注意点も押さえておきましょう。

 

結婚指輪を選ぶときは婚約指輪を忘れない

 
結婚指輪の下見へ行く際は、必ず婚約指輪を持参しましょう。その理由は、婚約指輪と結婚指輪の重ね着けができるかどうかを確認するためです。実際に重ね着けしなければ、デザインの相性はよいか、着け心地に問題はないかなどをチェックするのは困難。ジュエリーショップのスタッフに一言申し入れて、手持ちの婚約指輪との相性を確認しましょう。
 

複数のジュエリーショップを回る

 
最初に入ったジュエリーショップで気に入った指輪を見つけたとしても、すぐに購入するのは避けるのがおすすめ。一旦心を落ち着かせて、複数ジュエリーショップを回るようにしましょう。「もしかすると、もっと自分好みの指輪があるかもしれない」という気持ちで指輪を比較・検討することで、後悔のない指輪選びを行えます。
 

下見して理想的な婚約指輪・結婚指輪を購入しよう

 
婚約指輪と結婚指輪は、ともに永遠の愛を誓い合ったふたりにとって特別なもの。そのため、購入する際は後悔しないよう慎重に選ぶ必要があります。そこで大切になるのが、下見です。「どのようなデザインの指輪があるのか」「着け心地はどうか」などを下見で確認することで、ふたりにとって理想的な指輪に出会うことができます。
今回ご紹介したポイントと注意点を押さえて、後悔のない婚約指輪・結婚指輪選びのもと満足できる一品を購入しましょう。
 
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更新日時:2020.12.09