小指に着ける「ピンキーリング」が人気を集めています。最近は女性だけでなく、モデルやアーティストなど男性が着けている姿を目にする機会も増えており、ペアでピンキーリングを楽しんでいるカップルもいます。

また、古来より「幸せは右手の小指から入って、左手の小指から逃げる」と言い伝えもされており、ピンキーリングを着用することで、幸せをしっかりと掴んでおく、といった意味も込められます。この記事では、ハッピーをたくさん呼び込むと言われるピンキーリングの魅力や特徴について、ご紹介します。

ピンキーリングとはどんな指輪?

「pinkie/pinky」は、日本語で「小指」をあらわす英語で、「ピンキーリング(pinky ring/pinkie ring)」は、「小指につける指輪」を指します。

小指以外に着ける指輪の名称は、親指が「サムリング(thumb ring)」、人差し指が「インデックスリング(index ring)」、中指が「ミドルフィンガーリング(middle finger ring)」、薬指が「アニバーサリーリング(anniversary ring)」となっており、それぞれが異なる意味合いを持っています。

現代ではファッションアイテムとして人気のピンキーリングですが、昔から幸運のアイテムやお守りとしても着用されてきた指輪になります。

ピンキーリングはどちらの手に着ける?

国によっても異なりますが、エンゲージリングやマリッジリングは「左手」に着用するのが広く一般的ですが、ピンキーリングにもそのような決まりがあるのでしょうか。

ピンキーリングに関しては、左右どちらの手に付けるのでも問題はありません。ただ着ける手によって意味が異なると考えられているため、着用したいタイミングやそのときの思いに応じて、着ける手を使い分けるのもひとつの方法です。

次項では、右手に着けた場合と左手に着けた場合、それぞれの意味や違いについて詳しくご紹介します。

右手のピンキーリングの意味

小指は古くから「チャンス」の象徴とされてきました。そして右手の小指には、表現力が豊かになり、自分の魅力をアピールする力があるとされています。「いつでも自分らしく輝きたい」という願いを込めたい日には、右手の小指にリングを着けてみるといいでしょう。

また、「就職の面接がある」「好きな人にアプローチしたい」「キャリアアップの目標を叶えたい」「素敵な相手に出会いたい」など、自己表現力が必要なときには、右手の小指にピンキーリングを着けるのがオススメです。

自信や魅力、自己実現力を高めてくれる右手のピンキーリングの力をよりアップさせるため、リングにあしらう宝石の種類にまでこだわってみるのもおすすめです。アクアマリン、ターコイズ、アマゾナイトなど水色の宝石を取り入れたデザインのリングであれば、勇気やモチベーションを上げてくれる効果も。

自分の誕生石が付いたピンキーリングであれば、悪いことから身を守ってくれる厄除けやお守りの意味合いを込められます。

左手のピンキーリングの意味

一方、左の小指には、「願いを叶える」「チャンスを引き込む」効果があると言われます。そのため、何か叶えたい願い事があるときや、現状を変えたいと強く望んでいるときには、左手にピンキーリングを着用するのがおすすめです。夢や目標を追いかけている友人への贈り物としても最適です。

また上述したように、「幸せは右手の小指から入り、左手の小指から出ていく」といった言い伝えもあります。そのため左手の小指にピンキーリングを着けることには、「自分のもとに入ってきた幸せが逃げていくことを防ぐ効果がある」と考えられています。「今ある幸せが続いてほしい」という気持ちを込めて、恋人に贈るのも素敵ですね。

また左手のピンキーリングは、「恋」に効くアイテムでもあります。恋につながる出会いを求めている場合、片思いを実らせたい場合には、ぜひこの指にリングを着けましょう。恋人募集中をさりげなくアピールできますし、恋愛運や婚活運アップのお守りにもなります。

恋愛成就の効果をより高めたい場合には、ローズクオーツやピンクサファイアなどピンクの宝石をあしらったデザインがおすすめです。宝石の力もあわせて、恋をぐっと引き寄せてくださいね。

ピンキーリングに用いられるカラーストーンが持つ意味

続いては、ピンキーリングに用いられることが多い宝石(カラーストーン)について、その意味や石言葉をご紹介します。デザインや見た目の好みはもちろん、叶えたい願い事に合った宝石との組み合わせで、より特別なリングにできるはず!

ダイヤモンド

ブライダルリングでも大人気のダイヤモンド。世界で最も硬い鉱石と言われており、石言葉は「永遠の絆」「不変」「純潔」。4月の誕生石でもあり、身に着けることで困難を乗り越える勇気や前向きなエネルギーを与えてくれる、と言われる宝石です。

恋愛に関する願いを込めたい人には、ピンクダイヤモンドもおすすめ。宝石言葉は「完全無欠の愛」。身に着ける人に幸福を与えてくれる力があるとされており、幸運のお守りとしてもおすすめです。

自信アップや金運アップを願う人には、イエローダイヤモンドがおすすめ。「自信」「富」といった石言葉を持ち、ポジティブでパワフルなエネルギーと行動力を与えてくれると言われる宝石です。

ルビー

真っ赤な色で、古くから愛されてきたルビー。7月の誕生石でもあり、石言葉は「情熱・純愛・勇気・自由」。「宝石の女王」という異名も持ち、希少性の高さや気品ある佇まいから、王族や貴族など特権階級の人たちに好まれてきた宝石でもあります。

恋愛、健康、仕事など、オールラウンドな願い事を込められる宝石なので、「総合的に運気をおアップしたい」という人にもおすすめです。記念日ジュエリーにも人気の宝石で、結婚40年目には「ルビー婚式」という名前も付いています。

ローズクォーツ

濃淡さまざまなピンクのカラーが人気のローズクォーツ。ほんのりとした淡いピンクカラーのものは比較的手頃に入手しやすい宝石です。一方、ディープローズクォーツとも呼ばれる色味の濃い石は、希少性が非常に高くなります。

ローズクォーツは10月の誕生石のひとつで、石言葉は「美しさ」「愛情」「優しさ」「調和」。古くから愛と美を司る女神アフロディーテの石と呼ばれ、恋愛のお守りとしても人気です。

癒しのパワーや自分を愛する力、クリエイティビティを与えてくれる石とも言われているので、願い事を込めるピンキーリングの宝石としてもぴったりです。

アクアマリン

南の島の海のような透明感あるアクアブルーの色合いが美しいアクアマリン。3月の誕生石のひとつで、石言葉は「幸福」「富」「聡明」。古くから航海のお守りとされてきた石で、人間関係にも潤いや豊かさをもたらすとされるため、「良い人間関係に恵まれたい」という人にもおすすめです。

別名「天使の石」とも呼ばれ、幸せな結婚の象徴ともされてきたため、結婚や出産に関する記念ジュエリーにも人気が高い石です。淡い水色で主張しすぎないため、日常で使うジュエリーにも合わせやすい宝石です。

ムーンストーン

やさしい乳白色と神秘的な輝きを持つムーンストーン。6月の誕生石で、石言葉は、「健康」「幸運」「恋の予感」。「月」のエネルギーを受容できるとされ、体調を整えたり、感受性やインスピレーションを高めたりする効果があるとも言われます。

ムーンストーンは「恋人たちの石」と呼ばれ、古くから遠距離恋愛のお守りとしても愛されてきた宝石。愛を深めるムーンストーンの付いたピンキーリングを恋人に贈るのも素敵ですね。

ガーネット

5千年以上も前から人々に愛されてきたガーネット。1月の誕生石のひとつで、「真実」「情熱」「実り」「友愛」などの石言葉を持ちます。仕事の成果を出したいとき、恋の成就を願うときなど、自分の願い事や努力を成功に導きたいときにおすすめの宝石です。

古くは「ざくろ石」と呼ばれていたこともあるように、深い赤色のレッドガーネットが有名ですが、実際には40種類前後のカラーバリエーションがあります。硬度や耐久性が高く、扱いやすい宝石でもあるため、日常使いのピンキーリングにもぴったりです。

ピンキーリングの嬉しい効果って?

ピンキーリングには、指をほっそりと見せてくれる嬉しい効果も。華奢でキュートなデザインが豊富なピンキーリングは、女性らしい魅力の象徴にもなります。さまざまなモチーフのピンキーリングをオシャレに取り入れて、魅力アップを狙いましょう。

ピンキーリングを複数持っている人は、両手の小指に着けて楽しむことも可能です。その場合は、他の指にもリングを複数本着用すると、バランスが良くなるでしょう。それぞれのリングの相乗効果で、より幸運をアップさせられるかも!

ピンキーリングの選び方

サイズについて

ピンキーリングは小指に着けるための指輪なので、サイズ感は全体的に小さめです。2〜4号サイズで展開されていることが多いですが、他の指に着ける指輪に比べると、サイズ展開が少ないことは心得ておきましょう。

小指は指のなかでも、長さや太さ、形状がかなり人それぞれなので、リングのサイズや幅によって見栄えや使い心地がかなり変わってきます。ピンキーリングを選ぶ際には、いろいろな指輪を試着し、ぴったりくるサイズ感のものを探していきましょう。

通常の指輪と同様、むくみやすい人はサイズ選びに注意して、少し余裕のあるものを選ぶのがおすすめです。ただし大きすぎると紛失しやすくなるため、自分の体質に合わせて適切なサイズを選んでください。

素材・デザインについて

ピンキーリングの素材は、「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「真鍮」など幅広く販売されています。デザインも「シンプル」「個性派」「キュート」なものまで、さまざまなテイストが揃っていますので、自分のイメージや合わせたいファッションを加味しながら選んでいくといいでしょう。

ピンキーリングを婚約指輪や結婚指輪と一緒に左手に着けたい場合は、指輪同士のぶつかり合いや摩擦が起こることも考えられるため、形状や素材の相性なども含めて確認をしておけると安心です。婚約指輪や結婚指輪と同じ素材や宝石を選べば、手全体に統一感が出せますし、あえてデザインや素材を変えることで、個性的な手元を演出してみるのも一案です。

まとめ

以上、ピンキーリングについての情報をご紹介しました。複数着けやおしゃれにも大いに活用できますし、チャンスや幸運の願いを込めて着用できるリングなので、ぜひお気に入りの一本を探してみてはいかがでしょうか。

更新日時:2022.04.12