LAZAREが贈るスペシャルコンテンツ

“Colors of LAZARE” Vol.07

「いろんな形の愛を応援したい」そんなブランドの想いから生まれたシリーズ投稿です。

ラストを飾る第7回目は「Winter Fair 2018」のビジュアル、ラザール ダイヤモンド ブティック銀座本店のクリスマスデコレーションを制作してくださった、デザイン・コーディネーターの宇野雄一さんへのインタビューです。

今回は、「あなたにとっての『愛』とはなんですか?」という深い質問にもお答えいただきました!

LAZAREの中の人(以下L):

こんにちは。

今回は「Winter Fair 2018」のために素敵なビジュアルを考えてくださりありがとうございました。ビジュアルのコンセプトを教えていただけますか?

宇野さん:

こちらこそ、素敵なお話をありがとうございます。

コンセプトというかインスピレーションは、SNSをはじめ多くの情報が溢れる中で、何を信じ、どこに向かうべきか、大きな指針を求めている人が多いように感じたところからでした。もちろん、クリスマスカラーとしてのレッドでもありますが、そこに強い意志を感じられるレッドを取り入れたいと思いました。

ただ、美しい女性は強いだけではなく、細やかな心遣いや儚さなどを兼ね備えてこそ魅力的だと思い、色はリップだけでなく、ヘッドにも取り入れ、強い大きな花ではなく繊細な花や実ものをヘッドに、衣装にも繊細なレース素材をコーディネートに取り入れるなどひねりを加えましたね。そして全体のテクスチャーをマットにする事で、宿る意志とリンクするかのように輝くダイヤモンドが映えるようにと考えて制作しました。

L:

強さと儚さ、繊細さといった対称的な雰囲気が互いに絶妙なバランスを保っている点が、ぐっと心惹かれるところに繋がっているのかもしれませんね。毎度、本当に素敵なビジュアルをご提案いただくのでいつも驚かされるのですが、その発想力、想像力はどこからくるのでしょうか?宇野さんの頭の中がどうなっているのかとても気になります!

宇野さん:

とにかく好奇心旺盛なので、週明けの朝、目を覚ましたらすぐにSNSで週末に海外で行われた結婚式のデコレーションのアイデアを見たりして素敵なビジュアルをチェックしていますね。他にも仕事の後や週末には気になる空間を訪れたり興味深い人とご飯に行ったり、実際に海外へ行ってインテリアやドレスの最新コレクションを見ることもあります。

面白いのはアートの世界に発生したムーブメントやキーワードを、ウエディングやライフスタイルのデコレーションのヒントとして取り入れたり、新しいテキスタイルやフラワーデコレーションから料理の盛り付けを考えたり、和の要素を洋の一部に取り入れたり、一見、関係なさそうにみえる世界をリポジションして考え、組み合わせたりすることで、新しい事が生まれたりするので、いろいろなカテゴリーへの好奇心がもしかすると次の発想や想像力につながっているのかもしれません。

L:

素敵ですね。どんなことでもインプットしてアウトプットする、そんな循環の早さが素晴らしい作品を生み出す秘訣になっているのですね。

宇野さんにはこの時期の風物詩である、ラザール ダイヤモンド ブティック銀座本店のクリスマスデコレーションも制作をいただきました!まさかここにNYセントラルパークが再現されるとは・・・と、とても感動しました!!通り過ぎる方も足を止めて見て下さったり、写真を撮られたりしているそうで、非常に印象的なものになったと思います。

こちらも完成にいたるまで、様々な試行錯誤があったかと思うのですが、1番こだわった点はございますか?

宇野さん:

ラザールダイヤモンドがNY発祥という事で、私が訪れて1番大好きだった場所であるセントラルパークがまず思い浮かびました。あわせて、どんなお店だったら入りたくなるかなと考えた時に「くぐる」という“体感”のワクワク感があると素敵だなと思ったんです。このインスピレーションは毎年、「あしかがフラワーパーク」というところで体験する藤のトンネルをくぐる時の高揚感から得た部分ですね。

L:

確かに木々のトンネルを“くぐっている”という感覚があり、別世界に足を踏み入れるような、ワクワク感をすごく感じました!

これまで手がけてきたすべてのお仕事に『愛』を込められている思うのですが、特に「これは!」という思い入れが強い作品はございますか?

宇野さん:

すべてに『愛』を込めているのはもちろんですが。(笑)逆にクリエイションを通して出会った人達から愛をもらっている気がします。

いろいろ携わらせていただく中で、ウエディングドレスを10年以上デザインしてきてました。その前までファッションデザインを5年ほどやっていたのですが、ウエディング業界に入って2ヶ月目の時、ドレスを試着した花嫁さんが登場した姿を見て、その方のおばあちゃんが涙を流される姿を見ました。その瞬間、ものすごく胸が熱くなって・・・。衣裳1つでこんなに人を感動させられるんだ!と今でもその光景や想いは鮮明に覚えていますね。

やっぱり、1番喜んでほしいのはお友達はもちろんですが、新郎さん、そして今まで大切に育ててくれたご家族。それぞれの花嫁さんにとって、かけがえのない人達に感動を与えられるのがウエディングだと。だからこそウエディングドレスを創る事、そこには特に『愛』を込めて、その先の笑顔を創りたいと願ってデザインしています。

L:

『愛』と『想い』がたくさん詰まったウエディングドレスを着られる花嫁さんも幸せですね。

普段クリエイティブはどなたかに相談や感想をもらうこともあるのでしょうか?

宇野さん:

もちろんおっしゃっていただくことはあります。常にまだまだだと思っているので、ありがたく思いつつも、やっぱり素直に喜べないところもあります。

次は、もっと素敵にしたいと思う気持ちの方が上回っているのかもしれません。

L:

そうなんですね。宇野さんの「もっと」という気持ちは、お会いする度に感じる部分で、私も負けていられないなといつも思います!宇野さんの次回の作品も楽しみにしています!

今回は「あなたにとっての『愛』とはなんですか?」というアンケート調査に対する全国20~40代の皆様からのご意見を集めています。毎回このインタビューシリーズでは、インタビューのお相手に同じ質問をしているんですが、宇野さんにとっての『愛』とはなにか、教えていただけますか?

宇野さん:

『愛』とはなにか、深いテーマですね。

日常ではあまり考えた事がなかったことですが、距離が離れていても、なかなか会えなくても、誰かの幸せを願い、そしてその人を信じられる事でしょうか。

プライベートにも仕事のシーンにおいても通ずるものがある気がしています。私は出会った方、公私それぞれで関わってくださった方にはいつも『愛』を感じていますね。片思いもありますが。(笑)

L:

「誰かの幸せを願い」という言葉が宇野さんのお人柄をすごく表していますね。先ほどドレスを創る事でも「その先の笑顔を創りたい」とおっしゃっていましたが、自分だけが幸せになる、幸せを感じるのではなく、常に周りの方に対して、宇野さんから自然と『愛』が発信されているからそこ周りの方からも『愛』を感じることが多いのではないでしょうか。

アンケートでも「絆」「相手を思い、大切にすること」「見返りのない、無償のもの」などのご意見が多くあがっていました。それと同時に「わからない」というご意見も多く、ある意味、すごく素直というか、一生をかけて自分が納得する答えを見つけていくのかなと感じましたね。

では最後になりますが、宇野さんが今後やってみたいこと、ウエディング業界で実現したら面白いと思うことがあれば教えてください。

宇野さん:

自分の結婚式でしょうか。(笑)

招待された方だけでなく、ゲストが自分の意志で参加できるような「この指とまれ」的なウエディング。もっと気軽に参加できて、基本的な感謝の気持ちを伝えたり、おいしい食事とお話でゆったり時間を過ごしたりといった基本は残しつつ、純粋にその人のことを祝福したいって人だけでやれるような結婚式が実現したら面白いでしょうね。

L:

宇野さんらしい!「この指とまれウエディング」その日を迎えるのが今から待ち遠しいですね。その際はぜひ私も駆けつけたいと思います!

本日はありがとうございました!

 

宇野さんの公式サイト&プロフィール

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宇野雄一

2015年 株式会社UNO DESIGNを設立 。ブライダルに関わるブランディング、さまざまな企画・デザイン・コーディネートに携わる。 2003年〜2015年3月まで 株式会社ノバレーゼ ドレスデザイナー・バイヤーと販売促進、教育までドレス事業全般に携わる。同時にクリエイティブディレクターとして、ペーパーアイテム・料理・ウエディングケーキ・フラワー・リングのコンセプトメイキングからデザイン、パンフレット・HP・ショーイベントなどの販売促進、空間インテリアなど多岐に渡り携わり、2010年殿堂入りを受賞。

 

◆宇野雄一オフィシャルInstagramアカウント:https://www.instagram.com/unodesignjp

 

 

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