リングピローとはリングを置いておく小さなクッションのようなもの。挙式の際の指輪交換に備え、ふたりの結婚指輪をあらかじめここにセットしておきます。最近はバリエーションも増え、結婚式の雰囲気に合わせて自分の好みのものを用意する花嫁さんが増えています。

【いまは自分で用意するのが一般的に】

挙式の際の指輪交換の際に必要となるリングピロー。あらかじめ祭壇脇などにセットされていることが多いのですが、子どもなどにリングを運んでもらうこともあります。挙式場でもリングピローを用意していますが、現在は花嫁さんが自分の好みのリングピローを持ち込むことが圧倒的に多くなっています。

一般的なのは小さなクッション型のもの。レースやリボン、造花などで飾り付け、華やかな雰囲気にしたものが人気です。新郎新婦に見立てた小さなぬいぐるみを飾るのも愛らしいもの。また、持ち運びやすいようにミニバスケットにセットすることも。なお、リングピローキットもあり、簡単に手作りすることもできます。

【神前式なら和風リングピローで】

結婚式での指輪交換は欧米から伝わってきたもので、神前式ではもともと行われていませんでしたが、いまは式の中に組み込まれています。結婚指輪は三方(神道の神事の際に使用される白木の台)に載せられるのが一般的ですが、最近では和風のリングピローを用意する人も。白や赤を基調にしたシンプルなデザイン、サクラなど和のモチーフをあしらったもの、ちりめんや綸子などの和素材を使ったものがお似合いです。

【生花やグリーンと組み合わせてナチュラルに】

最近はナチュラルな雰囲気の結婚式が人気です。それに合わせて、リングピローもナチュラルテイストで作る花嫁さんが増えてきました。ミニバスケットなどに生花をあしらうのはもちろん、生のコケや多肉植物などを使った瑞々しいリングピローも! ガーデンウエディングなどにお勧めです。

リングピローは挙式で使用した後は、受付などに飾ってゲストに見てもらうといいでしょう。結婚式後は、はずした結婚指輪を置く場所にすれば、指輪をうっかりなくしてしまうなんていうことも防げますよ。

更新日時:2020.12.09