結婚指輪はずっと身に着けていたいという人は多いはず。しかし、気を付けた方がいいシーンもあります。それは温泉やお風呂。指輪の素材によっては温泉やお風呂がNGの場合も……。

 

<結婚指輪の素材について知っておこう>

まずは結婚指輪の素材について知っておきましょう。結婚指輪で多く使用されるのはプラチナやゴールドです。指輪に使用される場合、プラチナやゴールドは硬度を高めたり細工をしやすくしたりするために、別の金属を混ぜるのが一般的です。また、ゴールドの場合は色調を変えるためにも別の金属を混ぜます。その混ぜる金属のことを割り金といいます。

 

プラチナの場合パラジウムや銅、ルテニウムなどを混ぜます。プラチナ・ジュエリーとして認められるのは割り金の割合が85%以下のもの。ちなみにプラチナはPt950、Pt900、Pt850などと表示されますが、これは混ぜる金属の割合を示しています。Pt950はプラチナが95%、割り金が5%、Pt900はプラチナが90%、割り金が10%、Pt850はプラチナが85%、割り金が15%ということになります。

 

ゴールドの場合は銀や銅、パラジウムなどを混ぜます。混ぜる割合を微妙に変化させることにより色調が変わり、イエロー・ゴールド、ピンク・ゴールド、グリーン・ゴールド、ホワイト・ゴールドなどになります。割り金の割合は25%が一般的。K18という表示は金が75%、割り金が25%という意味になります。

 

<どんな素材の指輪が温泉やお風呂がNGなの?>

温泉に含まれている硫黄や、入浴剤やシャンプーなどに含まれている硫化ナトリウムは金属によっては変色・変質の原因になります。プラチナやゴールドは純粋なものであれば変色の心配はありません。ただ、先述した通りプラチナやゴールドの結婚指輪には割り金が含まれています。割り金によっては変色の恐れがあるので注意が必要です。

 

割り金で最も注意をしなければならないのは銀や銅です。銀や銅は硫黄や硫化ナトリウムに反応して、くすんだり黒く変色したりする可能性があります。となると、気を付けなくてはならないのはゴールドの指輪。とくにピンク・ゴールドは銅の割合が高いので要注意。また、ホワイト・ゴールドの場合は表面にロジウムメッキを施してより白く仕上げていることがあり、この場合は温泉に入ることで表面のメッキ加工がはがれ、黄色みを帯びた色合いになってしまうこともあります。

 

プラチナの指輪はゴールドよりは温泉や入浴剤などによる変色・変質は心配ないといえます。というのも、プラチナの割り金に多く使用されるパラジウムはプラチナやゴールドと同様、温泉成分で変質・変色する可能性は極めて低いからです。とはいえ、銅などが割り金として含まれていることもありますので注意は必要です。

 

なお、宝石があしらわれた結婚指輪の場合、ダイヤモンドやルビー、サファイアなどは温泉OK。トパーズやオパール、真珠などがあしらわれている指輪は変色・変質の可能性がありますので、温泉は避けてください。

 

<温泉やお風呂での変色を防ぐにはどうしたらいいの?>

指輪に含まれている割り金の種類や割合は基本的には表示されていません。ですから、購入時には店頭で「この指輪をつけたまま、温泉やお風呂に入っても大丈夫ですか?」と確認しておきましょう。

 

ですがショップで大丈夫といわれたとしても、温泉には指輪は外していくのが安心。入浴中は石鹸やシャンプーで手が滑りやすくなっていますので、知らない間に指輪がするりと抜けてしまうことも多いからです。また、岩場の温泉などでは指輪をぶつけて傷を付けてしまう可能性も……。

 

外すとなくしてしまうのが心配という人は指輪用のポーチなどを持ち歩き、外したらすぐにしまう習慣をつけるといいでしょう。いつまでも美しく大切に身に着けたい結婚指輪、温泉やお風呂に入るときには外すのがお勧めです。