大切な人へのプロポーズに欠かせない婚約指輪。「婚約指輪は結婚指輪より高額」「給料3ヵ月分が目安」などの意見もあり、予算をいくらに設定したら良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、婚約指輪の最新の費用相場や年収別・婚約指輪の平均相場、価格を左右するポイントなどをご紹介します。婚約指輪の購入を検討中の方は、ぜひご一読ください。

婚約指輪を贈っているカップルの割合

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」によると、婚約記念品を贈ったカップルは71.8%という結果でした(全国(推計値))。そのなかでも、婚約指輪を選んだ方は84.2%と大多数を占めており、婚約記念品といえば指輪が一般的であることがわかります。

婚約指輪は「永遠の愛の証」としての象徴的な意味を持つことから、長年にわたり定番の婚約記念品とされています。また、プロポーズの瞬間に贈られる特別なアイテムであることから、思い出として形に残る点も人気の理由と言えるでしょう。最近ではデザインや価格帯の幅も広がり、カップルのライフスタイルや価値観に合わせた選択がしやすくなっています。

婚約指輪の相場は給料のおよそ1ヵ月〜1ヵ月半分

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、男女計の平均月収は約33万円。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」によると、婚約指輪の平均相場は39.0万円とされています。つまり、婚約指輪の費用は給料の約1ヵ月〜1ヵ月半分に相当し、多くのカップルがこの範囲を目安に選んでいることがわかります。
「給料3ヵ月分」と言われていたのは、景気の良かったバブル期(1980年代頃)の話です。海外のジュエリー企業が、TVCMで大々的なコピーを打ち出したのがきっかけと言われています。そのため、給料3ヵ月分の婚約指輪を購入しなければならないわけではありません。近年は、世相や経済状況も大きく変わり、給料の1ヵ月〜1ヵ月半分の婚約指輪を購入することが多いことから、無理のない範囲の指輪を選ぶのが望ましいと言えます。

年収別・婚約指輪の平均相場

前述した通り、婚約指輪の価格は一般的に給料の約1ヵ月〜1ヵ月半分に相当すると言われています。ここでは、年収別に婚約指輪の平均相場をご紹介します。




年収 婚約指輪の目安価格
年収300万円〜400万円 約25万円〜50万円
年収400万円~500万円 約33万円〜62万円
年収500万円〜600万円 約41万円〜75万円
年収600万円〜700万円 約50万円〜87万円
年収700万円〜800万円 約58万円〜100万円
年収800万円〜900万円 約66万円〜112万円
年収900万円〜1,000万円 約75万円〜125万円
年収1,000万円以上 約83万円〜125万円以上


年収300万円〜400万円

年収300万円〜400万円の場合、婚約指輪の目安価格は約25万円〜50万円です。25万円前後の予算であれば、シンプルなソリテールリングや日常使いしやすい細身のリングなど、希望に沿った婚約指輪を検討することができます。

年収400万円~500万円

年収400万円〜500万円の場合、婚約指輪の目安価格は約33万円〜62万円です。30万円台の予算であれば、存在感のある一粒ダイヤモンドをあしらったソリテールリングや、メレダイヤモンドを添えた華やかなデザインなど、選べるデザインの幅がさらに広がります。

年収500万円〜600万円

年収500万円〜600万円の場合、婚約指輪の目安価格は約41万円〜75万円です。40万円前後の予算になると、ダイヤモンドのカラット数やグレードにもこだわりやすく、輝きが際立つ一粒ダイヤモンドのリングや、デザイン性の高いエタニティリングなども選択肢に入ります。

年収600万円〜700万円

年収600万円〜700万円の場合、婚約指輪の目安価格は約50万円〜87万円です。50万円前後の予算になると、ダイヤモンドの大きさやカットの質により一層こだわることができます。

年収700万円〜800万円

年収700万円〜800万円の場合、婚約指輪の目安価格は約58万円〜100万円です。60万円前後の予算になると、ダイヤモンドのカラットやカラー、クラリティなどのグレードを高めたり、デザインに個性を加えたりすることが可能になります。

年収800万円〜900万円

年収800万円〜900万円の場合、婚約指輪の目安価格は約66万円〜112万円です。70万円前後の予算があれば、大粒のダイヤモンドや高品質なグレードを選ぶことができ、特別感あふれる華やかなデザインも実現しやすくなります。

年収900万円〜1,000万円

年収900万円〜1,000万円の場合、婚約指輪の目安価格は約75万円〜125万円です。80万円前後の予算になると、ダイヤモンドのサイズや輝きにしっかりこだわることができ、希少性の高いグレードや存在感のあるデザインも選択肢に入ります。

年収1,000万円以上

年収1,000万円以上の場合、婚約指輪の目安価格は約83万円〜125万円以上となります。100万円前後の予算を設定する方もおり、ダイヤモンドのカラットや品質に徹底的にこだわったり、オーダーメイドで世界にひとつだけのデザインを選んだりすることも可能です。

年代別・婚約指輪の平均相場

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」では、妻の年齢別の平均価格も出ています。

・24歳以下…27.0万円
・25〜29歳…44.1万円
・30〜34歳…42.3万円
・35歳以上…45.5万円

30代以降のカップルは経済的に余裕が出てくることが多く、高額な指輪を選ぶ人が増えるため、平均価格が押し上げられていると考えられます。
なお、上記はあくまで平均値で、内訳を見ると価格には幅があります。例えば、25〜29歳の平均は44.1万円ですが、実際には20〜40万円未満の婚約指輪を購入している人も少なくありません。

婚約指輪の予算決めで悩んだ際は、年代別の相場を参考にするのも一案です。

婚約指輪の金額は何で決まる?

最後に、婚約指輪の価格を左右する要素をご案内します。

ダイヤモンドの品質

婚約指輪の価格に大きく影響するのは、センターダイヤモンドのカラット数や品質です。同じデザインの指輪でも、ダイヤモンドの大きさや輝き、透明度が高いほど価格は上がります。

一般的に、ダイヤモンドは【4C】という評価基準で判定されています。4Cとはカラット、カラー、クラリティ、カットの頭文字を取った略称のことです。それぞれの評価基準が高くなるほど、品質も高くなります。

【カラット(重さ)】…宝石の重さを表す単位で、1カラット=0.20g
【カラー(色)】…無色透明に近いものほどグレードが高くなり、23段階で評価される
【クラリティ(透明度)】…天然鉱石であるダイヤモンドの内包物の数や大きさ、傷などによって11段階で評価される
【カット】…4Cの中で唯一、人間の技術が決めるもので、5段階で評価される。ダイヤモンドの輝きはカットに左右される

なお、4Cについては以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

ダイヤモンドの4Cとは?それぞれのグレードをご紹介

リングの素材・幅

婚約指輪の価格は、リングの素材や幅によっても変わります。プラチナやゴールドなどの素材は種類によって費用が異なり、純度が高いほど価格も上がります。また、リングの幅が広いほど使用する金属量が増えるため、同じデザインでも費用は高くなる傾向にあります。婚約指輪を選ぶ際は、デザインの好みと予算を考慮しながら素材・幅のバランスを決めることが大切です。

デザイン

婚約指輪の価格は、デザインによっても大きく変わります。シンプルな婚約指輪は装飾が少なく加工もシンプルなため比較的手頃ですが、リングに細かな彫刻や装飾を施したデザインは、その分加工に手間がかかるため価格は高くなります。

また、ダイヤモンドの数も価格に影響します。一粒のシンプルな指輪よりも、サイドに小さなダイヤモンドを複数あしらったデザインのほうが価格は高くなります。

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まとめ

婚約指輪の相場は、給料のおよそ1ヵ月〜1ヵ月半分が目安です。年収や年代によって目安価格は変わり、おおむね30万円〜40万円前後を選ぶカップルが多い傾向にあります。婚約指輪の価格はダイヤモンドの品質やリングの素材・幅、デザインによって変わるため、無理のない範囲で予算を設定し、自分たちのライフスタイルに合った指輪を選ぶことが大切です。

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更新日時:2025.09.30