シンプルな婚約指輪とは？選んだことを後悔しない、普段使いもできる飽きないデザインを選びましょう

エンゲージの晴れやかな喜びを象徴するように華やかなデザインのものが多い婚約指輪ですが、普段使いを考えると、シンプルなデザインの婚約指輪を選ぶことも選択肢に入ってくるかと思います。そこでこの記事では、婚約指輪でシンプルなデザインが選ばれる理由や後悔しないためのポイント、おしゃれでシンプルな婚約指輪のデザイン例などを広くご紹介します。

シンプルな婚約指輪が選ばれる理由

毎日着けることを前提としている分、デザインのバリエーションが限られる結婚指輪に比べると、婚約指輪は制限がなく、デザインの種類もかなり豊富です。華やかなデザイン、凝ったデザインもたくさんある中から、あえてシンプルなデザインを選ぶ人はどのような理由からなのでしょうか。代表的な意見をご紹介します。

・日常的に、たくさん着用したいから

昔は「結婚後は大切にしまっておき、知人・友人の結婚式やパーティなど、特別なときにだけ着用する」ということが多かった婚約指輪ですが、近年は「せっかくだから、たくさん楽しみたい」と日常的に着用する人も増えています。「TPOを問わず着用でき、いろいろな服装に馴染むように」という考えから、シンプルなデザインを選ぶ、という背景があるようです。

日常的に着用する場合、「着け心地」や「耐久性」も重要になるので、シンプルなデザインの中でも色々なタイプを試して、自分の手にすんなり馴染むデザインを見つけていくのがおすすめです。贈った婚約指輪を普段から身に着けている姿を見られることは、男性にとっても嬉しいこと。良好な関係の維持にも、ひと役買ってくれそうですね。

・一生ずっと使い続けていきたいから

婚約指輪は一生、着用していく可能性もある指輪。「トレンド感の強いデザインを選んでしまうと、先々着けづらくなるのでは」という心配から、シンプルなデザインを選ぶ人もいます。

シンプルなデザインの指輪は比較的、ケアの頻度が少なくて済みますが、長く着用していく上では、メンテナンスが必要になります。購入後、永続的なメンテナンスサービスがあるブライダルジュエリーショップ等で購入しておけると安心です。

・ダイヤモンドを際立たせたいから

多くの婚約指輪のデザインの主役である「ダイヤモンド」を引き立たせるために、シンプルなデザインを好む人もいます。最新のデータでも、婚約指輪の購入者の9割以上がダイヤモンド付きを選んでいるというデータ（※）もあり、キラキラとしたその美しい輝きを堪能できるデザインや、ダイヤモンドを大きく見せてくれるような工夫を施したデザインは、時代を問わず人気が高いです。

特に不変的な人気を誇るのが、中央に高くダイヤモンドを持ち上げた「ソリティア」というデザイン。多くの人がひと目で「婚約指輪だな」と分かる王道のデザインで、シンプルなデザインのバリエーションも数多くあるので、ぜひ検討してみてください。

・目立ちすぎないデザインがいいから

一方、婚約指輪の存在感が出すぎないように、シンプルなデザインにしたい、という人も。特に職場でも着用したいという人の場合、あまり華やかすぎるデザインだと、指輪が悪目立ちしてしまう懸念があります。「さりげなく婚約指輪の着用を楽しみたい」という方にも、シンプルなデザインが人気と言えそうです。

・そもそも「シンプルなもの」が好きだから

服装やインテリアの好みもシンプル派ゆえに、指輪もシンプルなデザインがいい、と好む人もいます。シンプルな洗練されたデザインの指輪の中には、眺めているだけで美しさを堪能できる、美術品のような佇まいのものもあります。自分が「美しいな」と思えるデザインの指輪を選ぶことは、長く着用する観点からも重要なポイントと言えるかもしれません。

(※1)「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」

シンプルな婚約指輪を選んで後悔しないために

シンプルなデザインの婚約指輪を選んで後悔しないためには、以下のようなポイントを押さえておくのがお勧めです。

・「飽きが来にくい、好みのデザインかどうか」を検討する

上述したように、好みのデザインを選ぶことは、長く着用する観点でも非常に重要です。シンプルなデザインは飽きがきにくいと言われますが、一方で、「シンプルすぎて面白みがない」「他と指輪との違いを見出せない」などと感じるようになる可能性もあります。

多少は特別感を感じられるデザインのほうが、長く思い入れを持って着用していける可能性もあるので、もともと華やかなデザインや個性的なデザインが好きな人は、無理にシンプルなものを選ぼうとしすぎないことも大切です。一見シンプルに見えても、細部で個性を出しているデザインもあるので、幅広いブランド・ショップのデザインを見て探してみるといいでしょう。

・着けたいファッションとの相性を考える

「どんなシーンで婚約指輪を着けたいか」を考えた、そのファッションに合うデザインかどうかも検討してみましょう。職場で着用したい人と、パーティなどで着けたいと思う人では、最適なデザインが大きく変わってきます。

シンプルなデザインは比較的、多くのファッションにマッチしますが、洋服に比べて地味だと感じる、個性的なデザインのほうが洋服にマッチする、ということもありえるので、自分が着けたいファッションとの相性も検証しながら、デザインを選んでいくといいでしょう。

・結婚指輪や手持ちのジュエリーとの相性を考える

近年は、婚約指輪と結婚指輪を重ね着けして楽しむ人も増えています。最新のデータ（※1）によれば、婚約指輪の購入を決めたポイントとして、「重ね着けがしたいから購入した」を挙げている人は、22.5％（複数回答）。4〜5人に1人は、重ね着けを想定してデザインを選んでいることが分かります。

重ね着けをした際にマッチしない組み合わせもあるので、2本のデザインの相性は考えて選ぶ必要があります。婚約指輪は結婚指輪より先に購入されることが多いので、結婚指輪のデザインを後から合わせるケースが多いかと思いますが、先に想定しておけると、より満足度の高いデザイン選びができます。手持ちのジュエリーやアクセサリーと重ねたい場合も、相性も考えて選ぶことで活用頻度を上げることができるでしょう。

・指輪のカラーと肌色との相性を考える

「色もデザインの一部」と考えると、シルバー系なのか、ゴールド系なのか、ピンクゴールド系なのかで、指輪の着用時の雰囲気は大きく変わります。写真で見てよいと思ったデザインやカラーでも、着けてみるとイメージとは異なる可能性も。「落ち着いたシンプルなデザインが良かったのに、着用してみると意外と存在感が強かった」といったことにならないためにも、必ず試着をして自分の肌色や手指との相性を確かめながら選んでいきましょう。

(※1)「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」

婚約指輪と結婚指輪の重ね着けっていいの？コツやメリットデメリットまで徹底解説

シンプルな婚約指輪のデザイン例

シンプルな指輪は一見すると似たデザインに見えても、見る角度を変えると細かな工夫が施されているものが少なくありません。サイドや裏側にこだわりを感じられると、それだけでグッと思い入れが深まることも。ここでは、シンプルながらもそれぞれに雰囲気や個性を備えたデザインの例をご紹介します。指輪選びの参考にしてみてくださいね。

＜シンプルさの中に、可愛らしさを盛り込んだデザイン＞

可愛らしいデザインが好きな方には、シンプルな中にもフェミニンな要素を取り込んだデザインがおすすめ。サイドビューにメレダイヤモンドを埋め込んだデザインや、アームの内側にピンクゴールドを施してコンビネーションにしたものなど、ちょっとした工夫で愛らしい雰囲気になります。

【ウォーターリリー】

【マチルダ】

＜シンプルでありながら、豪華さも感じられるデザイン＞

シンプルでも多少ゴージャスで贅沢な雰囲気を味わいたい方は、ダイヤモンドを高く持ち上げ、両脇をスロープ状のアーチで支えているタイプのデザインがおすすめ。ゆるやかなアーチが優美な印象を与えつつ、周囲の光をしっかり取り込み、ダイヤモンドの贅沢感とまばゆい輝きが楽しめます。引っかかりにくく、扱いやすい点も魅力です。

【トーチ】

【ユニタリアン】

＜シンプルでありながら、手指を美しく魅せてくれるデザイン＞

「手指に自信がなく、できるだけ指を美しく長く見せたい」という人は、シンプルさと併せて、S字やV字のデザインのリングを検討してみるのがおすすめです。こうしたウェーブラインの指輪は指に馴染みやすく、指をきれいに長く魅せてくれる効果があります。

【マンハッタンヘンジ】
S字・ウェーブの婚約指輪一覧

【ラガーディア】
V字の婚約指輪一覧

＜シンプルさに加え、使いやすさも重視したデザイン＞

婚約指輪の王道である「ソリティア」デザインを踏襲しつつも、アームの中にダイヤモンドを収め、引っかかりにくい形状に仕上げているリングもあります。日常の中での使いやすさを重視する方は、こうしたデザインも検討してみるといいでしょう。

【トンプキンス】
ソリテールの婚約指輪一覧

【ユニソフィア】
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＜シンプルでありながら、華やかさも備えたデザイン＞

個人差はありますが、年齢を重ねると、存在感のあるデザインや華やかな指輪が似合うようになる人は少なくありません。シンプルで華奢なデザインを選んでしまうと、先々着けづらくなってしまう可能性もあります。長く着用したいと考える人は、シンプルでありながら、メレダイヤモンドなどで華やかさをプラスしたデザインも検討してみるといいでしょう。

【ドリトルン】
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