日常的にずっと身に着けることになる結婚指輪。だからこそ着け心地の良いものを選びたいものです。そのためには、サイズの見極めが重要! 結婚指輪のサイズ選びについて、そのポイントをご紹介します。

 

サイズ選びの注意点

 
結婚指輪のサイズ選びには、さまざまな注意点があります。購入した後に後悔しないためにも、きちんとおさえておきましょう。ここでは、最適なサイズ選びにおける注意点を3つご紹介します。
 

自分の手の状態を知ろう!

 
普段あまり考えることは無いかもしれませんが、手の状態は日によって、歳によっても変化します。「最近急に痩せてきた」「少し太ってきたかも」という時は、通常より指が細くなっていたり太くなっていたりするでしょう。そのほかにも、年齢によって体型の変化が起きることも少なくありません。
 
仕事などで忙しいタイミングや年末年始など、それぞれ体型が変化しやすい時期というのは異なるはずです。すべてを結婚指輪選びの際に考慮するのは難しいかもしれませんが、自分の体質や現在の状況を鑑みてサイズを選ぶことをおすすめします。
 

むくみにも要注意

 
むくみにも要注意
 
むくみで指のサイズが変わってしまうことは往々にしてあります。自分がむくみやすいタイプなのか、どんなときにむくむのかを知っておきましょう。
 

むくみやすい季節って?

 
一般的には、夏がむくみやすいと言われています。むくみの主な要因は、体内に必要以上に水分がたまってしまうことにあります。特に夏場は暑さで水分を多めにとる一方、冷房で体を冷やしてしまいがちなので、体内に水分がたまりやすい状態にあるのです。
 
指輪を着けられるサイズ感を保っていたいのであれば、なるべく温かい飲みものを飲むようにしたり、冷房にあたりすぎないようにしたりしましょう。夏痩せするタイプの人は、反対に冬にむくむので注意が必要です。
 

むくみは時間や体勢にも左右される

 
特にむくみがひどくなるのは夕方以降と言われており、朝と夜とでは指のサイズが0.5mmも変わってしまうのだそうです。指輪のサイズを測るときには、午前と午後の両方で試着できれば理想的と言えるでしょう。
 
加えて、リンパの流れが悪いとむくみの原因になると言われています。長時間同じ姿勢でいることが多かったり、睡眠時間が不十分だったりすると指がむくみやすくなります。生活習慣や仕事の関係上1日の間に指のサイズが変わりやすい場合は、リングゲージやテスト用リングを購入し、確認してみるのも大切です。マッサージや生活習慣の改善で指のむくみを解消することもできるので、日頃から注意してみるのも良いでしょう。
 

むくみやすい人はデザインにこだわろう

 
デザインによって着け心地も変わります。指がむくみやすい人はデザインにもこだわると良いでしょう。ただし、一概にどんなサイズでどんなデザインがむくみに有効なのか、ということは言えません。あくまでも目安と捉え、自分に合った指輪を選んでください。
 

指の形によって合うサイズが変わる

 

人間の指の形は、主に3つのタイプに分けられます。自分の指の形を知り、指の形に合わせてサイズを選んでみましょう。
 

「ストレート型」

 
指の太さが根元から先にかけて、比較的均一なタイプです。日本人は大半の人がこのタイプと言われています。指輪を試着してみて、ピッタリとフィットするものをそのまま選べば問題ないでしょう。
 
ストレートの結婚指輪一覧

「節太型」

 
関節部分が大きく、指の根元が細いタイプです。サイズを根元に合わせると指輪を関節に通せなくなってしまうので注意が必要です。関節に合わせてサイズを選ぶのがベストですが、指の最も太い部分でサイズを合わせる以上、細い根元でくるりと回ってしまうというデメリットがあります。
 
そのため、台座付きのワンポイントのあるデザインより、回ってしまっても気にならないデザインがお勧めです。根元でずれて斜めになってしまうこともあるので、気になる人には幅広のサイズがお勧めですが、関節を通りにくいという難点もあります。
 
S字ウェーブのデザインであれば斜めになっても気にならないので、そちらを選んでみても良いでしょう。加えて、「内甲丸仕上げ」タイプの指輪であれば、内側を丸く削っているので指通りが良くなります。
 
S字・ウェーブの結婚指輪一覧

「先細り型」

 
先が細く根元が太いタイプです。このタイプは比較的少数と言われています。
関節でひっかかることがないため、外れやすい場合があります常時指輪を着けておきたいのであれば、きつめのサイズを選ぶのがお勧めです。試着の際は手を振ってみて、指輪が抜けてしまわないか確認してみると良いでしょう。内甲丸の指輪は締め付け感が少ないので、先細り型の指と相性が良いとされています。
 
根元が太い場合指と指の間に隙間ができづらいため、角張った装飾がついているとほかの指にぶつかって痛くなることがあります。「甲丸リング」と呼ばれる指輪は全体が丸みをおびているため指へのあたりが柔らかく、お勧めです。
 

サイズの選び方のポイント

 
ここでは、サイズ選びの基本的なポイントについてご紹介します。
 

基本的にはややきつめがお勧め

 
指輪はゆるいと指から抜けてしまいます。大切な結婚指輪ですから、知らない間に抜けてしまい、なくしてしまったなどという事態は避けたいもの。ですから、ゆるめかきつめか、どちらのサイズがいいか迷ったら、基本的にはきつめサイズをお勧めします。なお、節が太いタイプの指の場合は、節に合わせてサイズを選ぶので、根元部分は少し緩い感じになります。
 
なお、指輪はサイズ直しができるものもあります。ですから、体重の増減により、指輪のサイズが合わなくなったら、購入店で調整してもらうことも可能。とはいえ、大幅なサイズ直しは指輪に負担をかけることにもなりますので、あまりお勧めはできません。また、フルエタニティリングや鍛造リングなど、サイズ直しができないデザインや作りのものもあるので、購入時に確認しておきましょう。
 

実際に試着をして、着け心地を確認して

 
指輪の着け心地は、指輪の幅や厚み、デザインなどによって変わります。ですので、同じサイズでも指輪によってゆるかったり、きつかったりすることがあります。一般的には、幅が太く厚めのリングはきつく感じ、幅が細く薄めのリングはゆるく感じるようです。サイズ選びをするときには、1サイズだけではなく、いくつかのサイズを試してみて、一番着け心地が良いと感じるものを選ぶと良いでしょう。

更新日時:2022.06.06