結婚指輪を検討する上で、重要なポイントとなるのがダイヤの有無。特に「メレダイヤモンド」は、結婚指輪において非常によく用いられるダイヤモンドです。「メレダイヤモンドとは何か」を理解し、その特徴や注意点を知っておくと、より満足度の高い指輪選びができるはず。この記事では、メレダイヤモンドの結婚指輪を選ぶ際に役立つ情報を幅広く解説します。

メレダイヤモンドとは

まずは、メレダイヤモンドが、どのようなダイヤモンドを指すかについて紹介します。「メレ」は、フランス語で「小粒石(Melee)」を意味する言葉で、その名のとおり、小粒なダイヤモンドを指す、と理解して間違いありません。サイズとしては、一般的に「0.1カラット以下のダイヤモンド」がメレダイヤモンドと呼ばれています(※)。

メレダイヤモンドは小さいですが、メレダイヤモンドがあるのとないのでは、指輪の印象が大きく変わります。中央のメインストーンを引き立て、際立たせるためにさりげなく使うこともできますし、たくさんのメレダイヤモンドを配置することで、非常に華やかな雰囲気に仕上げることもできます。デザイン面での汎用性が高いことから、結婚指輪はもちろん、婚約指輪でも多用されている人気のダイヤモンドです。

(※)日本ジュエリー協会発行のジュエリー用語辞典より

メレダイヤモンドの結婚指輪を選ぶメリット

続いて、メレダイヤモンドの結婚指輪には、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

・手もとに美しい輝きと華やかさがプラスされる

メレダイヤモンドの結婚指輪の最大のメリットは、手もとに華やかな印象と美しい輝きがプラスされる点。結婚指輪は毎日着用する指輪であることから、シンプルで落ち着いたデザインのものを選ぶ方も多いですが、「まったく装飾がないのは少し寂しい」「プレーンなものより、多少は思い入れを持てるデザインがいい」と感じる方も少なくありません。

そうした際、メレダイヤモンドの結婚指輪は最適です。一石または数石あしらうだけで、リングにキラキラと上品な輝きがプラスされます。しかしあくまで主張は控えめなので、TPOやマナーが気になる方も安心です。職場やお葬式など、「手元がキラキラすると困る」という場面のときは、装飾部分を内側に回せば、一見シンプルで装飾のない指輪に見せることも可能。「せっかくの指輪だから、おしゃれに活用したい」という願望も満たしてくれます。

・夫婦の絆の象徴であるダイヤモンドを楽しめる

ダイヤモンド付きの指輪は、多くの人の憧れ。地球上で最も堅い宝石であることから、「無垢、永遠の絆、純愛、貞節、不変」といった石言葉を持ちます。周囲の光を一身に集め、まばゆくピュアな輝きを放つことも相まって、夫婦の絆や永遠の象徴として、ブライダルジュエリーには多く使われています。

大きなダイヤモンドは日常使いをする結婚指輪には適しませんが、小さなメレダイヤモンドであれば気兼ねなくダイヤモンドを楽しめます。最新のデータによれば、<女性の71.7%、男性の15.6%>がダイヤモンド付きの結婚指輪を選んでいます(※1)。

・デザインの選択肢が広がり、重ね着けにも最適

メレダイヤモンドはあしらう数やセッティングによって、さまざまなデザインをつくり出すことができます。シンプルな中にも個性を出したり、可憐で愛らしい印象になったり、エレガントにもクールにも仕上げることができます。シンプルなデザインが多い結婚指輪の中からでも、自分好みのリングを探すことが可能です。

また近年は、婚約指輪との重ね着けを楽しむ人も増えています。婚約指輪はダイヤモンド付きのデザインが非常に多く、最新のデータでも<93.6%>と大多数を占めています(※1)。結婚指輪のメレダイヤモンドは婚約指輪のダイヤモンドを引き立て、より輝きを増してくれる効果があります。購入時から重ね着けを想定してマッチするデザインを選んでおくと、幅広い着用アレンジを楽しめるでしょう。

・手頃な価格で、ダイヤモンド付きのリングにできる

メレダイヤモンドの結婚指輪は、手頃な価格で入手できる点も魅力です。一般的にダイヤモンドの価格は「カラット数の二乗で比例する」と言われており、ダイヤモンドの大きさによって指輪の値段は変わる、と言って間違いありません。

メレダイヤモンドは一つひとつが小さいので、複数個を使っても手頃な価格帯に収まりますし、メレダイヤモンド同士の輝きを反射しあう細やかな煌めきも楽しめます。「華やかさは欲しいけれど、価格を抑えたい」という方も、メレダイヤモンドの結婚指輪はぜひ検討してみるといいでしょう。

(※1)「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」

情報の参考:婚約指輪に使われているメレダイヤってどんなもの?デザインや人気の理由は? | 結婚スタイルマガジン

メレダイヤモンドの結婚指輪イメージ

メレダイヤモンドの結婚指輪には、どのようなデザインバリエーションがあるのかを具体的に見ていきましょう。

<石使いで、センターストーン風に>

リングの中央部分に、一粒のメレダイヤモンドをあしらったデザイン。さりげなく上品な雰囲気に仕上がるため、シンプルなデザインを好む方、TPOに馴染むデザインを希望する方におすすめです。

ホライズン


ベルビュー

<メインを引き立てる、サイドストーン風に>

婚約指輪で人気のソリティアデザインでは、大きなセンターストーンの両サイドに、1個もしくは数個のメレダイヤモンドをあしらい、華やかさを添えているデザインがよく見られます。これは「アクセントソリティア」「サイドストーン」などと呼ばれます。

結婚指輪は日常使いを前提としているため、婚約指輪のように大きなセンターストーンを用いたデザインはあまり採用されません。しかし、中央に少し大きめのメレダイヤモンドを置き、両サイドにそれよりも小粒のメレダイヤモンドを配置する、サイドストーン風のデザインも見られます。


ジュリアード

<複数個を並べて用いる、ラインメレ>

また結婚指輪では、メレダイヤモンドを線のようにつなげてデザインに取り入れる、「ラインメレ」というタイプも多く見られます。斜めにラインメレをあしらい、流れるようなデザインも人気が高いです。


ベッドフォード


スイート アイヴィ

<ハーフエタニティ>

ラインメレの中でも、リングの半周分にメレダイヤモンドがあしらわれているデザインを、特に「ハーフエタニティ」と呼びます。10〜15石前後のメレダイヤモンドを用いているのが一般的です。指の内側に当たる部分はプレーンで装飾がないため、着け心地に影響しないメリットも。1周分ぐるりとダイヤモンドが入る「フルエタニティ」のデザインと比べると、価格を抑えられる点も魅力です。

グレイシャス

<フルエタニティ>

リング一周分にぐるりとメレダイヤモンドを敷き詰めているデザインは、「エタニティ(フルエタニティ)」と呼ばれます。上品でありながら華やかさでゴージャスな印象も与えるため、大人世代にも人気のデザインです。

エタニティデザインにおけるメレダイヤモンドのセッティング方法にはさまざまなバリエーションがあり、それによっても全体の輝きや安定性は異なってきます。あしらわれるメレダイヤモンドの数が増える分、「ハーフエタニティより価格が高くなる」「素材だけのアーム部分がないため、購入後のリサイズ加工が難しくなりやすい」という2点は心得ておきましょう。

ソワレ フルエタニティ

<パヴェ>

一列にメレダイヤモンドを並べるデザインを「ラインメレ」と呼びますが、複数列で並べるデザインは「パヴェ」と呼びます。「Pavé(パヴェ)」はフランス語で石畳を意味し、その名のとおり、メレダイヤモンドを敷石のように敷き詰めたデザインです。メレダイヤモンドを使ったデザインの中ではもっとも華やかでゴージャスな印象になり、価格帯も上がります。幅のあるデザインなので、年齢を重ねた指にもよく似合うデザインです。

デューク
(参考:メレダイヤの指輪にはどんなデザインがあるの?)

メレダイヤモンドの結婚指輪を選ぶ際に気をつけたいこと

続いて、メレダイヤモンドの結婚指輪を選ぶ際に知っておきたい注意点をご紹介します。

・お葬式時などで着用する場合

職場や冠婚葬祭など、さまざまなシーンで着用することが想定される結婚指輪。特にラインメレやエタニティなどのデザインの場合、お葬式など厳粛な装いが求められるシチュエーションでは、少し華美になってしまうことも予想されます。

「気になるタイミングでは外しておく」という対応でもまったく問題はありませんが、TPOが心配な方、「親戚の前で指輪は着用しておきたい」という方は、メレダイヤモンドが1石〜数石程度の落ち着いたデザインの結婚指輪を検討してみるといいでしょう。

・鑑定書がないからこそ、信頼できるブランドで

メレダイヤモンドには、大きなセンターダイヤモンドのような「鑑定書」は付いていないのが一般的です。鑑定書を発行するには費用をかかるため、メレダイヤモンド一粒一粒にまで鑑定料をかけていると、リング自体が高額になってしまうデメリットがあるためです。

鑑定書がなくても安心して購入するためには、きちんと検品をし、厳選した品質のメレダイヤモンドを扱っている信頼できるブランドやショップで購入するのがおすすめです。

・メレダイヤモンドが取れる可能性

メレダイヤモンドに限らずですが、宝石が付いている指輪の場合、日常生活の中で引っ掛けたり、ぶつけたりした際に宝石が取れてしまう可能性がゼロではないことは知っておく必要があります。心配な方は、メレダイヤモンドが立体的にあしらわれているデザインではなく、アームの中に埋め込まれているようなデザインを選ぶのがおすすめです。「就寝中や入浴中、運動時や家事の最中などに着用しない」などのルールをもって着用するのも一案です。

万が一、宝石が取れた際にも責任を持ってアフターフォローをしてくれる、信頼できるブランドやショップで購入することも大きな安心材料になります。

ブライダルジュエリー専門店「ラザールダイヤモンド」では、日常的に安心して着用できるよう、メレダイヤモンドをセッティングする爪やその方法にも入念に配慮し、ダイヤモンドが取れにくい工夫をさまざまに施しています。気になる方は、万が一、メレダイヤモンドが取れた場合の対処法や手順も、購入時に確認しておくといいでしょう。

・日々のお手入れやメンテナンスが必要

指輪はデザインが複雑なものになるほど、汚れが溜まりやすくなる傾向があります。メレダイヤモンドの結婚指輪は、小粒な分、繊細なデザインが多いため、「時々はお手入れやメンテナンスが必要になる」という点は心得ておきましょう。

といっても、普段は「布でからぶきをする」程度のセルフメンテナンスで十分です。汚れがひどくなってきた場合は、中性洗剤などでつけおき洗いをするか、購入したショップに持参するのがおすすめです。プロのメンテナンスを施せば、購入時同様の美しい輝きが戻ってきます。アフターサービスの有無についても、購入時にしっかりと確認をしておくといいでしょう。

まとめ

以上、メレダイヤモンドの結婚指輪を検討するにあたって知っておきたい情報をご紹介しました。デザイン性が大きく広がり、上品な華やぎや輝きを添えてくれるメレダイヤモンド。結婚指輪でも人気の理由がよく理解できたのではないでしょうか。

価格も手頃なものが多く、落ち着いた雰囲気に仕上げることもできるので、予算やTPOが心配な方も、一度検討してみて損はありません。扱う上での注意点を踏まえながら、心から満足のいく、メレダイヤモンドの結婚指輪を見つけてみてくださいね。

更新日時:2024.01.30