「永遠の愛を誓い合った夫婦の証」となる結婚指輪は、日常的に身に着けるもの。そのため、ふたりが満足できるこだわりの指輪を選びたいですよね。結婚指輪を選ぶ際は、まずどのような種類があるのかをリサーチすることが大切です。

そこで今回は、結婚指輪の種類を素材・デザイン別にご紹介します。合わせて、おすすめの指輪もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

あらためて確認しよう!結婚指輪の概要と歴史

 


教会や神殿など静謐な空間で愛を誓う幸せ。そこで交わす結婚指輪は、ふたりの未来を約束する唯一無二のジュエリーです。そんな結婚指輪のストーリーを知れば、指輪選びがもっと意味のある時間になるでしょう。

結婚指輪とは

冒頭でも述べたように、結婚指輪は夫婦の証となる指輪です。日常的に着けて生活することを前提としているため、多くは装飾が少なくシンプルなデザインに仕上がっています。

結婚指輪の定位置が左手の薬指なのは、古代ギリシャの言い伝えが起源とされています。当時の人々は、心臓の真ん中にその人の心(=感情・愛)が宿ると信じていました。左手の薬指と心臓は太い血管で繋がっており、左手の薬指で触れると心臓にシグナルが伝わる、と言われています。

結婚指輪が愛する人との縁を結び、夫婦として生きることの証なら、左手の薬指に輝くのは必然と言えるのかもしれません。

結婚指輪の歴史

結婚指輪のルーツは定かではありませんが、紀元前3世紀頃、古代ローマ時代に婚約した男女が鉄の輪を交換したことが始まりではと言われています。きちんとした指輪が登場するのは2世紀頃で、当時は金の指輪が主流だったそうです。

キリスト教が結婚に関わるようになると、指輪交換の慣習と結婚指輪が結婚の証であることが徐々に民衆へと広まっていきます。その先駆者となったのが当時のローマ教皇・ニコラウス1世。自らの結婚式で指輪の交換を行い、それがきっかけとなって結婚指輪の習わしが一般化していったそうです。

なお、M・ミュールの著書「ローマの婚約指輪の起源(1027年発行)」の中にも「花婿は花嫁へ金の指輪を、花嫁は花婿へ鉄の指輪を渡している(交換している)」という記述が残されています。

色合い・質感に違いあり!結婚指輪の種類 - 素材編

左手の薬指を彩る結婚指輪は、その凛々しい輝きから多くの女性を惹きつけてやみません。素材によって輝きや見え方が変わるため、素材選びは慎重に行いましょう。

プラチナ

不動の人気を誇るプラチナは、その洗練された輝きからダイヤモンドとの相性が抜群です。加工がしやすく、熱や酸などに強いため変質や変色、腐食する心配がありません。また、傷がつきにくい点も、日常的に身に着ける結婚指輪にとっては大きな魅力と言えます。さらに希少性が高く、それゆえに資産価値も高い傾向にあります。

なお、プラチナの結婚指輪と言っても純度100%ではありません。強度を高めるために他の金属を混ぜており、おもに「Pt950」や「Pt900」が使用されています。結婚指輪にはプラチナの純度を示す数字が記されているので、購入前にチェックしてみてください。

ゴールド

プラチナとは違う独特の輝きから人気が高いゴールド。耐久性があり、プラチナよりも価格が低いことも人気に拍車をかける要因だと考えられます。

金の純度の比率によって表記が異なり(K24、K22、K18、K14、K10)、数字が大きいほど純度が高く輝きが増しますが、その分傷つきやすくなるという弱点があります。

ゴールドと一口に言っても、ゴージャスなイエローゴールド、フェミニンなピンクゴールド、スタイリッシュなホワイトゴールドと種類はさまざまです。種類によって印象は大きく変わるため、よく吟味して選びましょう。

パラジウム

プラチナと同様に白く光沢のある輝きを放つパラジウムは、近年注目されている素材です。プラチナよりも軽量で硬く、傷がつきにくいという特徴があります。また、変色しにくい点も大きな魅力と言えます。

その一方で、加工が難しい、汗によってかゆみやかぶれを引き起こすケースがあるなどのデメリットも。そのため、金属アレルギーをお持ちの方はもちろん、敏感肌やアレルギー体質の方は避けたほうが無難です。

チタン

さびや変色、傷に強いチタンは、おもに若いカップルに人気の素材です。丈夫で軽量なので日常使いしやすく、表面の酸化皮膜の厚みを変えることでさまざまな色を表現できます。ストライプや木目、グラデーションなどカラーデザインは多種多様なので、カジュアルでファッション性が高い“結婚指輪らしくない”リングを探しているというカップルにはぴったりかもしれません。

印象が大きく変わる!結婚指輪の種類 - アームのデザイン編

長く着けるものだからこそ、結婚指輪のデザインは気に入ったものを選びたいですよね。
例えば、アーム(指をとおす輪の部分)のデザインは着けたときの印象を大きく左右するため、大まかな種類と特徴を押さえておくことをおすすめします。

ストレートライン

王道のストレートラインは、シンプルで飽きのこないデザインが魅力です。幅が細めのものは指を華奢で美しく見せるため女性にぴったりですし、幅を太くすればカジュアルでファッショナブルな印象になります。どんな指の形でも合うので、結婚指輪の候補の一つに据えてみてはいかがでしょうか。

LAZARE DIAMONDの「HORIZON(ホライズン)」は、水平線とそこから昇る太陽を表現した結婚指輪です。アームで象られた途切れることのない水平線は、永遠に続くふたりの愛のよう。手元を照らし続けるダイヤモンドの太陽が、鮮烈な愛の行く末を見守ってくれます。

ストレートラインの結婚指輪の一覧はこちら

ウェーブライン

波のようなやわらかなカーブを描くウェーブラインは、上品で優美なデザイン。穏やかで優しい印象を与えるため女性的だと思う方もいるでしょうが、男性の長くしなやかな指にもよく似合います。曲線によって動きが出るので、指が短めの方でも手元を美しく見せてくれますよ。

ニューヨーク・ブロンクスにあるオーチャードビーチからインスピレーションを得た、LAZARE DIAMONDの「ORCHARD(オーチャード)」。アシンメトリーのアームが、緩やかな弧を描くビーチに打ち寄せるさざ波を美しく表現しています。ダイヤモンドが斜めにあしらわれているものもあり、婚約指輪との重ね着けにもしっくり馴染みます。

ウェーブラインの結婚指輪の一覧はこちら

Vライン

アルファベットのV字のような形をしたV字ラインは、スタイリッシュでクールな印象。アームの尖った部分に視線が行きやすく、また尖りは指の根元に向かっているため、着けたときに指が長く見えます。「個性的で奇抜に見えるのでは?」と心配する方もいるかもしれませんが、実際はV字よりもなだらかなラインなので年齢に関係なくおすすめです。

V字のラインに緩やかなひねりをプラスし、大人っぽさを演出した「BOCOCA(ボコカ)」は、LAZARE DIAMONDらしい華やかで洗練された装いに仕上がっています。メレダイヤをあしらったものもあり、よりファッショナブルで都会的に。ニューヨークの街角を颯爽と歩く、そんな女性を彷彿とさせるジュエリーです。

Vラインの結婚指輪の一覧はこちら

比較・検討して好みに合った結婚指輪を選ぼう

 


結婚指輪の種類は膨大なので、すベての指輪を見比べて選ぶというのは物理的に不可能です。しかし、素材やデザインなどから絞り込んでいけば、きっとふたりが気に入る結婚指輪にたどり着けるはずです。

長い歴史の中で多くの人々を幸せにした結婚指輪を、今度はあなたたちが手に入れる番です。納得できるまで相談しながら、ふたりのこれからを彩る結婚指輪を探してみてくださいね。

結婚指輪の一覧はこちら

 

更新日時:2021.07.08