結婚指輪を購入するにあたり、誰が支払うかで悩んでしまうこともあるかもしれません。
この記事では、結婚指輪の購入相場や支払いパターン、購入する際に考慮したいことなどをご紹介しています。結婚指輪の購入を控えている方は、ぜひご覧ください。
前もって把握しておこう!結婚指輪の購入相場
結婚指輪を購入しようと思っても、相場がわからないと予算を立てにくいものです。そんなときは、先輩カップルがどのくらいの価格帯で購入しているかを参考にしてみるのも一案です。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」によると、結婚指輪をペアで購入した際の平均金額は29.7万円となっています(全国(推計値))。金額別で比較した場合、もっとも多かったのは「20万円〜25万円未満」の24.2%、続いて「30万円〜35万円未満」の19.4%、「25万円〜30万円未満」の19.4%という結果になりました。
夫と妻別では、夫の平均金額は13.7万円、妻の平均金額は16.1万円となっています。
結婚指輪の予算に悩んだ際は、上述したデータを参考にふたりで話し合ってみると良いかもしれません。
結婚指輪は誰が買う?考えられる5つの選択肢

結婚指輪の支払方法は、主に「男性が支払う」「女性が支払う」「ふたりで折半(割り勘)する」「お互いに贈り合う」「結婚資金から支払う」の5つに大別できます。どれかひとつが秀でて良いということはないので、ふたりでよく話し合って決めましょう。
1.男性が支払う
「愛する彼女をお嫁さんとして迎え入れる」という考えや「喜んでもらいたい」という想いから、男性が費用を全額負担するケースは少なくありません。実際に「自分で買って贈ろう」と考えている男性もいるのではないでしょうか。婚約指輪は男性が費用を負担して贈ることが一般的ですが、結婚指輪はふたりで選ぶ方が多いため、費用は男性が支払いながらも、一緒に選ぶスタイルが一般的です。こうすることで、ふたりで特別な結婚指輪を選ぶ楽しみも味わえます。
2.女性が支払う
女性の社会進出に伴い、結婚指輪の費用を女性が負担するケースも増えてきています。男性が費用を全額負担する場合と同じく「喜んでもらいたい」という想いによる行動だと考えられます。
また、自分の好みのデザインやブランドを選びたいという理由から、費用を自ら負担する女性も少なくありません。
3.ふたりで折半(割り勘)する
結婚指輪の費用をふたりで折半するケースも増えています。共働きのカップルや、支出を平等に分けたいと考える人に多いスタイルです。お互いの収入や価値観を尊重しながら購入できるため、納得感が得やすいのが特徴です。また、結婚に向けてふたりで選ぶ特別な買い物として、パートナーシップを実感できる点も魅力です。
4.お互いに贈り合う
お互いに結婚指輪を贈り合うスタイルは、「相手への想いを形にしたい」という気持ちを重視するカップルに選ばれています。自分の結婚指輪は相手が購入することで、贈り物としての意味がより深まります。負担の偏りを避けつつ、相手への感謝や愛情を表現できるのも魅力です。
5.結婚資金から支払う
結婚指輪の費用を結婚資金から支払うケースもあります。結婚式や新生活の準備費用と同様に、ふたりの共有資金として計上する方法です。公平に分担できるうえ、全体の予算を把握しやすく、無理のない支払い計画を立てられます。結婚に関する出費をトータルで管理したいカップルに人気のスタイルです。
意外と知らない!結婚指輪の支払いに関すること
結婚指輪を購入する際は、あらかじめ支払いのタイミングや支払い方法について把握しておきましょう。
結婚指輪は基本的に前払い
結婚指輪は「前払い」が一般的です。注文を受けてから制作や刻印を行うため、購入時に費用を支払うのが通常となっています。
なお、ジュエリーショップによっては、注文時に一部を支払い、受け取り時に残額を支払う方法を採用している場合もあります。ただし、この方法を取り入れているショップは少ないため、結婚指輪を購入する際は、前払いが基本と考えておくと安心です。
ただし注文方法によって異なることも
結婚指輪の支払い方法は、注文方法によって変わります。
| 既製品 | 完成品をその場で購入するため、購入日に全額支払うのが基本です。サイズ直しや刻印で受け取りが別日になっても、支払いは購入日に行います。 |
| セレクトオーダー | 注文当日に受け取れないため、前払いが一般的です。ただし、一部支払いで受け取り時に残額を払う方法を採用するショップもあります。 |
| フルオーダー | デザイン画やサンプル制作の段階で費用の一部または全額を支払うケースが多い傾向にあります。 |
支払い方法はショップによって異なるため、注文前に確認しておくと安心です。
さまざまな支払い方法に対応している
結婚指輪の支払い方法は多様で、ブランドごと、また同じブランドでも店舗によって対応が異なることがあります。
例えば、ラザール ダイヤモンドでは以下の方法が利用可能です。
・現金
・クレジットカード
・銀聯(UnionPay)
・ギフトカード
・ブライダルローン
・お振込み
・QRコード決済(PayPay、d払い、楽天ペイ、WeChat Pay、ALIPAYなど)
ただし、ブライダルローン・お振込み・QRコード決済は、一部の店舗では利用できない場合があります。購入前に希望する支払い方法が使えるか、店舗に確認しておくと安心です。
ローンで購入する際は注意が必要
結婚指輪は、ローンで購入することもできます。例えば、手持ちの現金にあまり余裕がないときにローンを組んで分割払いをすれば、負担なく結婚指輪を購入することが可能です。
ただし、ローンを組むには審査に通過しなければなりません。万が一、審査をクリアできなかった場合はローンを組めないので、結婚指輪の購入が遠のいてしまう可能性があります。
また、ローンで結婚指輪を購入する際は支払い回数にも注意が必要です。
「月々の返済額をできるだけ抑えたい」という理由から支払い回数を増やしてしまうと、金利が高くなってしまいます。このままだと最終的な支払額が膨れ上がることが考えられるので、無理なく返済できる回数を設定して金利をなるべく少なくすることをおすすめします。
結婚指輪を購入する際に考慮したいこと

結婚指輪を購入する際に考慮しておきたいことは以下の通りです。
誰が買うかはふたりで話し合って決める
結婚指輪を購入する際は、まず「誰が買うか」をふたりで話し合うことが大切です。従来は男性が全額負担するケースが多かったものの、最近では共働きカップルも増え、ふたりで折半したり、お互いに贈り合ったりする方法も一般的になっています。また、結婚資金から支払うという選択肢もあります。重要なのは、支払い方法や予算に関してお互いが納得できる形を選ぶことです。事前に話し合うことで、購入後のトラブルを避け、ふたりにとって心地良い形で結婚指輪を用意することができます。
無理のない予算を設定する
結婚指輪を購入する際は、無理のない予算を設定することが大切です。指輪のデザインや素材にこだわりすぎて予算を超えてしまうと、結婚式や新生活の準備に影響が出る場合があります。将来のライフイベントや貯蓄計画も考慮しながら、現実的に支払える範囲で金額を決めましょう。また、ブランドやショップによって価格帯が異なるため、複数の選択肢を比較して、自分たちに合った結婚指輪を見つけるのがおすすめです。
お気に入りの結婚指輪を購入しよう
結婚指輪は、ふたりにとってかけがえのないジュエリーです。購入に迷ったときはひとりで悩まず、まずはじっくり話し合うことが大切です。費用の分担や負担の方法について意見を出し合い、ふたりが納得できる形で選ぶことで、お気に入りの指輪を安心して手にできるでしょう。
更新日時:2025.10.31



